わたしのFP修行

お金の相談業という仕事

2024年3月3日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

結論から先に書きますと、
お金のことを相談する際の『実利』は、

 

 

1.自分が見えていないところを
見せてくれる俯瞰力

 

 

2.感情の起伏を抑え
進むべき方向の調整をしてくれる調整力

 

この二点に集約されると思います。

 

 

 

 

 

多分に誤解されている面があるのですが、

お金の相談業は、
「この金融商品を買いましょう」みたいな指南をするサービスではありません。

 

ましてや
資産運用に関する、
事細かな知識や情報をお伝えすることがメインの仕事でもありません。

 

 

株式にしろ、
投資信託にしろ、
具体的な個々のインデックスファンドにしろ、

客観情報、いわゆる『定量的な情報』は
すでにネット上にあふれています。

 

実は投資信託の『定性情報』もそうです。

 

 

 

 

 

例えば、
「どのような物差しを用いて、ファンドの良し悪しを判断するべきなのか?」という問いにも、

 

一例ではありますが、
竹川美奈子さんの以下コラム記事では、

「月次資金流出入額グラフ」
「インベスターリターン」という具体的な物差しの用い方について、平易に解説がなされています。

 

 

 

 

また、少し骨太な話になりますが、
「投資大全」的な記事も探すことができます。

 

以下、きちんと理論立てられ、
ノウハウが詰まった
体系的な文章です。

 

 

 

読むのに少し時間がかかりますが、網羅性に富んでおり、これをしっかり読んでおけば、(投資で)大きく間違うことはなさそうです。

(なかなかの力作です)

 

 

 

 

 

何が言いたいかというと、
多くの個人投資家は、

 

お金のことを有料で相談しなくても
つまりは『アドバイザー』なしでも、
投資が続けられる環境になっているわけです。

 

 

では、
有料相談における
『アドバイザーの価値』とは、いかなるものなのか?

 

そんなモノ、果たしてあるのか?

 

 

1.自分が見えていないところを
見せてくれる俯瞰力

 

物事の、
端から端まで見渡すためには
ある程度の「距離感」と「冷めた目」が必要です。

 

 

 

 

 

ところが、

あなたが、
あなたのお金周りのことをチェックする際、
とても距離が取りにくいのです。

自分のことであるため。

 

 

支出のことにしろ、
住宅ローンと積立投資と持ち株会のことにしろ、

 

あなたは当事者であるため、
それらの事象を『ゼロベース』で捉え直すというのがなかなかに難しい。

 

 

そして、
たとえば住宅ローンと積立投資と持ち株会の関連性について、それらを「構造立てて」分析してみるというのもちょっと難しいのかもしれません。

 

 

そこを、
第三者(アドバイザー)に俯瞰させるわけです。

 

 

 

 

仮に、

毎月収支と住宅ローンと積立投資と持ち株会が絡み合って「ぐちゃぐちゃ」のように見える状況なら、その絡み合った糸を第三者に解かせる。

 

そして、
不具合の原因(センターピン)を第三者に見つけさせる。

 

 

 

『アドバイザーの価値』とは?

 

2.感情の起伏を抑え
進むべき方向の調整をしてくれる調整力

 

 

資産価格のアップもダウンも、
投資家本人からすると、心がざわつく要因となります。

 

(とりあえず)気持ちを聞いてもらうことが、
第三者なら出来ます。

 

『共感』してもらい、感情を落ち着かせるという効用があります。
また、状況を『話す』ことそのものが気持ちの客観化の手助けになります。

 

 

 

 

 

市場のアップまたはダウンで心情的に不安定になったときに、アドバイザーは『休憩所』の役割を果たすわけです。

そして、その後の「心の保ち方」について指南します。

(感情の起伏が重なると、
ほんらいの趣旨からズレた選択をしてしまう可能性が高まるのです。)

 

そうならないよう、
第三者を「調整役」として雇うのはアリかもしれません。

 

『相談する』という行為の本質は、答えを求めるというより、自分の答えが大きく間違っていないかどうかを確認することなのかもしれません。

 

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