投資の発想法

投資、はじめの一歩を踏み出そう!【パート3】

2023年5月4日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

パート1
パート2】の続きです。

 

投資の話をすると、
「個別株式」を思い浮かべる人が多いと思います。

日本株式を例に挙げれば、

トヨタとか、任天堂の株とか、
ユニクロ(ファーストリテイリング)などは、誰もが知る大企業です。

 

 

何を作っているかを知っていますし、
何ならその商品を
あなたは持っているかもしれません。

 

 

 

 

 

このように、
あなたが一消費者として
その会社の「商品・サービス」に触れていれば、

その会社の『株式』は既知のものとなります。

そして、自然と親しみが湧いてくるわけです。

 

 

(ということで、)
任天堂の株式など買ってみましょうか?

 

 

マリオの映画も世界中で大ヒットしていますし(^^)

 

 

 

 

 

悪くはないかもしれません。

 

それに、
「どの会社の株(かぶ)を買おうか?」と考えるプロセスはけっこう楽しいものでもあります。

 

高度なゲームを楽しむように
実践する投資もあるにはあるでしょう。

 

 

ただし、
『冷めた視点』を持つことも必要です。

 

投資という行いは・・?

 

具体的な対象を選んで、
プラスのリターンを求める行為です。

 

それは、特定のリスク(不確定要素)を背負うことと「引き換え」です。

 

 

 

 

 

上記いろいろと
投資対象が載っていますが、

 

上手くいけば、
いちばん儲かる(=プラスのリターンが最も高くなる)可能性があるのはどれでしょうか?

 

 

『ひとつの株式』に投資するケースです。

 

 

わたしはたまたま資産運用の相談業を営んでいるため、

よいタイミングで、かつ勇気を持って『ひとつの株式』に投資を行い、数億の資産を築いた人を何人も知っています。

 

 

『集中』投資したからこその、
リワード = 結果リターンの高さなのです。
(それだけ大きなリスクを負ったということでもあります)

 

 

三角の図表を続けてご覧いただくと、

 

 

 

 

上から下に行くに従って、
期待できるリターンは小さくなります。

 

これは取りも直さず、
あなたが背中に背負う『リスク量』が小さくなるということ。

 

つまり?

 

つまり、

『集中』から『分散』に移行すればするほど、

背中に背負うリスクは小さくなり、
期待できるプラスのリターンも小さくなる・・。

 

リスクとリターンは常に
『トレードオフ』の関係にあります。

 

 

この先、あなたが長く投資を続けるうえで、

 

『集中』投資の側面からと、『分散』投資の側面からと、両方で投資という裾野を眺めることができるか?

 

これはたいへん重要でしょう。

 

 

 

 

 

たとえば、
任天堂というたった『一社』の株式を買うことは、どのくらい「大胆」なのでしょうか。

 

裾野を広く捉えてみましょう。

 

日本という一ヵ国内でも
3000社以上の株式会社が上場しています。

 

 

世界中でいえば、
何十万社という会社が上場しています。
おそらくほとんどの上場会社を、私たちは知らないのです。

 

 

 

『分散』という沃野から、
『一社』に投資するという行為を見れば、

いかに大胆不敵であるかが分かるはずです。

 

それに比して、

例えば何百という日本の株式をパッケージ化して仕立てた『日本株式ファンド』を購入することは、

※投資信託と呼ばれる投資対象となります。

 

『一社』の株式を保有する場合に比べて、
引き受けるリスク量はうんと小さくなります。

 

(もちろんその分、
期待できるリターンもうんと小さくなります。)

 

 

 

 

 

誤解がないように申し添えると、
上記、どちらが「良い・悪い」という命題ではありません。

 

 

私たちは一人ひとり、
暮らしの中で選択していく、
リスクの取り方が異なるのです。

 

 

 

⇒地方の大学を卒業して、
地元の市役所の都市計画課に勤める人もいれば、

 

⇒一念発起、インドの大学に留学して、
現地のIT会社に就職し、帰国後自ら起業して、ブレイン・コンピューター・インタフェースの汎用技術の普及に努める人もいます。

「良い・悪い」などないわけで。

 

 

 

 

 

あなたが
どんな人生を望むのかと同じように、

あなたに合った『リスクの取り方』を見定めることが、
投資における <大事なPoint> なのです。

 

大事なことなのでもう一度言います。

 

あなたに合った『リスクの取り方』を見定めることが、
投資における <大事なPoint> です。

 

 

 

繰り返しですが、

 

 

 

上図、
下に行けば行くほど「リスクの量」は小さくなります。

 

 

 

「カンさん。リスクが小さくなるって
理屈としては分かるのですが、

 

なんかいちばん下に、

世界中の株式とか債券とかって書いてますけど、

自分が知らない会社の株もたくさん持つのって、抵抗があります。

 

 

・・ハイ、お気持ちは分かります。

 

 

世の中には
実にさまざまな投資家がいますが、

大きく分けてしまえば
たった『2種類』の投資家に分類されるのです。

 

 

1.自分がよく知っている投資対象にお金を託す人
2.自分が知らない国や、
  自分が見たこともない会社(株式)にもお金を託す人

 

 

あなたはどちらを選びたいですか?

 

パッと見た限りでは、

1.のほうが
「まっとうな」投資のやり方に見えますが、

ここは一度深呼吸してみましょう。

 

 

 

 

そもそも、ですが、

 

自分がよく知っている投資対象のほうが、
自分が知らない国の、
自分が見たこともない会社(株式)よりも、
リターンは高くなるのでしょうか?

 

・・そうとは限りません。

 

 

 

その投資対象を
よく知っている、親しみを感じるということと、
その投資対象が
プラスのリターンをもたらすことの間には、(残念ながら)相関関係はありません。

 

これは、

個人投資家が陥りがちな『感情(気持ち)の呪縛』なのです。

 

 

誤解を恐れずにいえば、

私たち投資家は、

自分が知らない国、
自分が見たこともない会社(株式)に投資が出来て、はじめて『分散』の意味を知ることになります。

 

 

 

 

 

『分散』するとは?

 

自分の心情(気持ち)を脇に置いて、

半ば機械的に大きなハンマーで
リスクの塊を何度も何度も砕き、なるだけ粉々の状態に近づけて、それを四方八方に散らせる行為のこと。

 

 

その「こころ」は?
リターンの獲得より、リスクの制御を優先させることです。

 

 

なんだか
つまらなさそう(笑)

 

 

ハッキリ言えば、

自分がよく知っている投資対象にお金を託すほうが「面白い」です。

 

自分が知らない国や、
自分が見たこともない会社(株式)にお金を託すのは「面白くない」です。

 

わたしがお勧めするのは、
「面白くない」投資のほうなのです(^^)

 

 

言い方を換えれば、

 

「この金融商品は面白くないな。」とあなたが感じれば、それは適度に分散された投資対象といえるでしょう。
あなたに合った投資対象を見定めることが大事なPointなのです。

 

 

 

 

投資という舞台に
長く立ち続けるためには、

リスクのコントロールを、
より大きなリターンの追求より『優先』させるべきでしょう。

続く・・)

カテゴリ:投資の発想法

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