投資の発想法

虫とり小僧さんのツイートがマリアナ海溝のように深かった件

2021年7月2日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

わたしがツイッターが好きな理由。
それはTwitterが完全に『個人の世界』だからです。

大企業の社長さんでも、
その呟きの内容は個人の発露であり、
(呟く中身に)その人自身が反映されます。

ところで、
先日(6月29日)次のように書かせていただきました。

 

〇 リスク = 未知の、不確定の状態
〇 安全  = 既知の、確定した事象に囲まれている状態

 

摩訶不思議なリスクというものを考えるうえで、
以下虫とり小僧さんのツイートに
「ムム。これは深いのぉ・・」と唸らされました。

 

 

上記を読めば、
親が子に対し
できるだけ「安心・安全な状態」を保ってあげたいと願う気持ちが、ひしひしと伝わってきます。

しかし子のために
安全な環境を築いてあげすぎると、
かえって子どものポテンシャルに蓋をしてしまうことになる。

難しいですね。

 

 

不確定な要素(リスク)を除くことによって、
別種のリスクを発生させてしまう、物哀しささえ漂います。

 

私見ですが上記ツイートは、

・あなた(主人)と
・あなたのお金

と置き換えても、
文脈的には通じると思います。

すなわち、

 

あなたがお金を過剰に守り、
レールを準備して能力以上の期待をかけることで、
お金が弱くなり、自分で問題を解決する力を失う。
あなたはお金のためを思って、
安心・安全な預金のカタチで手元に置こうとするが、
それがかえってお金のポテンシャルを損なってしまう・・。

 

難しいですね。

 

 

どちらにも共通するのは
『離す勇気』ではないでしょうか?

子どもの例でいえば、
セーフティーネットはしっかり敷いてあげるが、

しかし世の中は
未知の部分、不確定な部分=リスクに満ちていると、
子どもにも知らせ、そして自らも自覚し、

必要以上に『答え』を準備しない。

 

子どもにとって
未知の部分、不確定な部分=リスクこそ、
『成長の機会』になり得るのではないでしょうか。

 

 

リスクを取り払ってゼロにしようとするのではなく、
・予見できるリスクを量り、
・それによってリスクへの対処法を決定し、
・半ばリスクと共存していくことしか、

私たちが生きる道はないと思うのです。

 

このような『リスクの相対化』を、
実は私たちは大なり小なり無意識に行っています。

 

どうして「自動車保険」に入るかというと、
・予見できるリスクの最大を量ると、
・自身の経済力ではリスク発生に対し対処できないため、
・現存するリスクを保険契約によって移転させたほうが
合理的と判断するためです。

 

今回リスクを相対化させることが
著しく欠如したのが、
新型コロナウイルスに対する対応ではないでしょうか?

 

 

リスクを合理的に計量しようとせず、
人の直感、ただただ怖いという「感情」が前面に出てリスクに対して過剰反応し、

その結果、特定の業種とそこに従事する人々を身代わり?として押し込める状況に陥ってしまっています。

まさに目を覆いたくなる状況です。

(おそらく今後数年で、大きなコストを私たちは支払うことになるのでしょう。)

 

リスクをゼロにすることは出来ないはずです。
リスクは可能性(ポテンシャル)と表裏一体なのです。


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