投資の発想法

投資はどう考えてもムリ、でも預金だけでも心配。というあなたへの処方箋

2024年4月11日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

NISAという制度をきっかけに
日本では『投資』という行いが
社会現象になりつつあります。

 

世の中で
誰もが認知できる「現象」になると、

それに対して、

 

 

「投資を始めていない自分は、やっぱダメなのかな?」みたいに、悩み始める人もまた増えるわけです。

 

 

 

 

 

 

でも、ココで深呼吸。

 

 

 

 

みんながみんな「スポーツしないと!」と、強制されることがないように、

別に「さあ、みんな投資しないと!」と、
強制されるわけでもありません。

 

スポーツと同様、
投資にも「向き・不向き」というものがありますから。

 

 

掲題にある、

『投資はどう考えてもムリ、でも預金だけでも心配。』という、あなたへの処方箋は果たしてあるのか?

 

あります。

 

個人向け国債(変動10年)
まずは1万円だけ買ってみる。です。

 

 

 

 

 

できればネット証券で。

 

「えっ、ネット証券って株とか投資信託とか、
投資する人が使うものでしょ?」

 

いいえ。

 

 

別に、
楽天証券に証券口座を開いて、
個人向け国債(変動10年)1万円分だけを保有していても全然OKなのです。

口座維持のための費用がかかるわけでもありません。

 

 

細かい話で恐縮ですが、

 

銀行などで個人向け国債を買ってしまうと、
そのついでに、
コストの高い余計な金融商品を勧められる可能性がけっこう「ある」のです。

 

 

 

 

さて、


個人向け国債(変動10年)は
銀行預金よりも利率が高めです。

 

あなたが日本政府にお金を貸します。

満期になるまでの間、
年2回利息を受け取ります。

これだけでも立派な資産運用です。

 

 

『変動金利』ですので、

 

日本の長期金利が上昇すれば、
あなたがもらえる利息収入も増えます。
逆に金利が下がれば、
もらえる利息収入は減ります。

 

 

 

 

 

これは私見ですが、
日本はすでに物価上昇が恒常化しており、
『金利のない世界』に戻ってしまう可能性はきわめて低いと考えます。

 

預金よりも多少高めの利息をもらう。
というのも立派な意思表示なのです。

 

(個人向け国債(変動10年)は
毎月新しいモノが発売されるので、

もし慣れてくれば、
毎月1万円ずつ買い足していくとよいでしょう。)

 

 

 

 

 

『投資はどう考えてもムリ、でも預金だけでも心配。』と考える人は日本で1千万人以上いると思われます。

 

そういう人たちが
購入してしまいがちなのが(実は)外貨預金です。

 

残念ながら、これはお勧めしません。

 

 

まず資産運用的に見て、
外国の『通貨』だけを買うのは「もったいない」でしょう。

 

 

 

先ほどの、

円建て預金と、
個人向け国債(債券)の話ではないですが、

円という「通貨」のみを
銀行預金として買っておくよりも、

円(通貨)→ 国の債券(国債)を買うところまで頑張ったほうが、もらえる利息が多くなります。

 

 

 

 

それとまったく同じで、

ドルやユーロという「通貨」のみを
外貨預金として買っておくよりも、

 

ドルやユーロやポンドや豪ドルなどの外貨(通貨)→ それぞれの国の債券(国債)を買う ところまで頑張ったほうが、

もらえる利息は多くなります。

 

おまけに『通貨の分散』まで出来ますし。

 

 

ただし、大きな課題は為替の変動リスクです。

 

このアップダウンは
あなたが思う以上に大きくなり得ます。

 

 

わたくしの経験値でいって、

今からご紹介する「外国債券インデックスファンド」を保有したとしても、

上下20%くらい価格が変動することがあるでしょう。

 

 

 

 

 

ここはまさに、
資産運用的『試練』といえます。

 

 

ただ、見方を換えれば、

円(通貨)に
ほとんど集中しているあなたの「お金の中身」を、

 

 

他の資産にも分散させる効用がある → そのために 外国債券 を買っておく。という『視点』を持つことも可能です。

 

 

繰り返しですが、
外貨預金でも
『為替リスク』は負うわけですから、

 

どうせなら
外貨を買うだけではなく、
その外貨建ての『債券』まで買っておきましょうというのが、わたしのアドバイスです。

 

 

えっ、具体的な投資対象ですか?

 

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンドや、eMAXIS Slim 先進国債券インデックスがよいと思います。

 

 

 

 

 

上記の投資信託は、
日本を除く世界の主要国(21か国)の国債を網羅的に保有します。

 

 

先進国債券や
外国債券という言い方をせずに、
あえて「世界の主要国」としたのは、

 

北米、ヨーロッパ、オセアニア、シンガポールだけでなく、中国、メキシコ、ポーランド、マレーシアの国債も組み入れに入っているためです。

 

 

このような外国債券インデックスファンドのみを、
月に1万円、積立の形でコツコツ買い続けることも、立派な資産運用です。

 

もし気持ちの余裕が出来てきたら、
毎月の積立を2万円や3万円に増やしても(勿論)OKです。

 

(ちなみにこのような投資信託は
新NISA口座の「成長投資枠」で購入することが出来ます)

 

 

 

 

最後に、
あなたが6年間投資を続けて、

たとえば外国債券インデックスファンドのみを120万円相当保有するに至った。

それだけでも立派な資産運用といえます。

 

なぜなら、円預金のみではなく、
その価値が変動する資産を
勇気を持って持ち続けているためです。

 

追記)本日の内容はあなたに宛てた便りというより、投資になかなか踏み切れない、あなたのご友人・知人の方に宛てた手紙なのかもしれません。

 

 

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