確定拠出年金(iDeCo・企業型)

iDeCo、つみたてNISA、特定口座、どこを優先させ、何を当てはめるべきなのか? その3)

2021年3月13日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

当記事は『3部作』となっています。

 

 

昨日わたしはこう申し上げました。

 

iDeCo、つみたてNISA、特定口座・・
投資の「入り口」がたとえ複数に分かれても、
すべて同じ型の投資信託で揃えてあげましょう』と。


もしiDeCo、つみたてNISA、特定口座とも、
同じようなファンドをラインナップしていたら揃えるのはカンタンです。

でも、そうは問屋が卸しませぬ・・(残念。)


ひとつ目)

つみたてNISAですが、
同制度は金融庁が厳しい基準を設けているため、←これは良いこと。

昨年末現在でつみたてNISAの対象商品は『計186本』のみです。

〇 つみたてNISA対象商品届出一覧(運用会社別

 


では、特定口座は?)

通常の課税口座のことですから、
主なネット証券ならそれこそ2000本以上のファンドの品揃えがあります。


そして、iDeCo(イデコ)は?)

はい、ここが問題で
そもそもイデコでは
ひとつの金融機関でラインナップできる商品数を『35本』に限っています。

たとえば楽天証券イデコで買える投資信託と、
SBI証券イデコで買える投資信託と、
りそな銀行イデコで買える投資信託はずいぶんと違っています。


つまり「ファンドの取扱い本数」が
iDeCo < つみたてNISA < 特定口座 というふうに大きく異なるため、

3つの入り口で『同じ商品』を揃えるのがなかなか大変なのです。


以下、ひとつの考え方ではありますが、
わたしならあなたにこうアドバイスします。

まずは『iDeCo(イデコ)を軸に置く』。

 

1.iDeCoでの商品ラインナップを精査
2.iDeCoの金融機関(運営管理機関)をまずは決定
3.その金融機関で基本、特定口座もつみたてNISAも開く


という考え方です。

 



 

ですので恐縮です・・、
わたし前々回の記事で、

極力「ひとつのネット証券」にまとめることをお勧めします。
SBI証券か楽天証券を中心に選ばれれば間違いないでしょう。


と申しましたが、ちょっと訂正する必要があります。


なぜなら、
iDeCo(イデコ)でのファンド選びを重視すると、
SBI証券と楽天証券では「見える景色」が違ってくるためです。

結論から言えば、
SBI証券(セレクトプラン)のほうが楽天証券より、
iDeCoでの『品揃え』はベターです・・
(eMAXIS Slimシリーズがラインナップされているのが大きい。)


これはなにも
楽天証券が怠けているという意味ではありません。
(楽天証券イデコもラインナップそのものはまったく遜色ありません!)


上記は単純に、
楽天証券がiDeCoを開始した時期より、
SBI証券の『セレクトプラン』がiDeCoをスタートさせた時期が若干「遅かった」というだけです。

 

⇒ iDeCoでは取扱いを始めるのが「遅かった」金融機関のほうが、
より手数料の低いファンドをラインナップしやすいという傾向があります。

 

 


「じゃあ、最近イデコを始めた金融機関って?」

たとえば マネックス証券や松井証券です。

前述の通り、
SBI証券イデコ(セレクトプラン)では
eMAXIS Slimシリーズの品揃えがありますが、
全世界株式(オール・カントリー)は残念ながらラインナップされていません。


しかし、マネックス証券、松井証券だと、

特定口座   全世界株式(オール・カントリー)
つみたてNISA 全世界株式(オール・カントリー)
iDeCo      全世界株式(オール・カントリー)

というふうに3つの『入り口』を揃えることが可能です。
(eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)も3つ揃えられます)


いっぽうSBI証券(セレクトプラン)も、

特定口座   eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
つみたてNISA eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
iDeCo    eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

 

は揃えられます。




また、おおよその型を揃えるという意味では、
SBI証券(セレクトプラン)でも、

特定口座   全世界株式(オール・カントリー)
つみたてNISA 全世界株式(オール・カントリー)
iDeCo    SBI・全世界株式インデックス・ファンド


という揃え方が可能です。


以上のご提案はあくまで、

1.毎月の純粋なつみたて投資がメイン
2.かつiDeCo、つみたてNISA、特定口座ともに
『ゼロ』からスタートさせる人向けのイメージです。



たとえば、
すでに3つの入り口のひとつで
ある程度運用残高がある人や、

まとまったお金から500万円、1000万円と
特定口座を用いて『拡大つみたて』されたい人にとっては
ベストアンサーは違ってくる可能性があります。


これは資産管理全般にいえることですが、
最大公約数的に「シンプル化」を図ることでそれだけ運用が続けやすくなるのです。


カテゴリ:確定拠出年金(iDeCo・企業型)

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