楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)は少し早めに走る投資信託!
2024年3月25日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
地味な存在なのですが、
「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」ってご存じですか?
画像元:楽天投信投資顧問
上記、青の帯(おび)が『純資産総額』の推移なのですが、
新型コロナウイルスが流行し始めた頃から
上昇カーブが一度上がり、
2021年以降、また上昇カーブが加速しています。
(※注 この「楽天・インデックス・バランス・ファンド」シリーズは、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、PayPay銀行等でも購入できます。)
当該ファンドの7割は
「全世界株式」への投資、
バンガード社の 全世界株式ETF を買い付けています。
残り3割は「全世界債券」への投資、
バンガード社の 全世界債券インデックスファンド を買い付けています。
画像元:楽天投信投資顧問
少しだけ昔話です・・。
2007年に「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が登場した際、株式:債券の『配分比率』は 50:50 でした。
つまり、あなたがそれなりのリスクを負うことにYESであるなら、
〇 ふつうのスピードで走る
株式:債券=50:50
(リーマンショック時およそ35%のマイナス)
〇 少し早めに走る
株式:債券=70:30
(リーマンショック時およそ42%のマイナス)
〇 けっこう早めに走る
株式:債券=100:0
(リーマンショック時およそ50%のマイナス)
という『配分比率の選択肢』があることでしょう。
ちなみに早く走れば走るほど、
躓いたときの「マイナス幅」も大きくなります。
「リスク耐性」で見た場合、
『株式:債券=70:30』がフィットする人は意外に多いと感じています。
現在はマーケットが好調で、
新NISAの影響もあり「株式オンリー100%ファンド」(オルカン、S&P500など)が全盛ですが、
シンプルな思考で、
・NISA 株式:債券=70:30
とし、
窓口は異なっても、
同じ資産配分(カタチ)で揃えてあげる管理法が良いと考えます。
バランスファンドは『資産配分・矯正ジャケット』なのです。
自らリ・バランスをしなくても、好況期も不況期も、楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)の場合、
必ず、株式:債券=70:30を保ってくれます。
7割:3割の比率は少し早く走りたい人にとって
意外と黄金律の資産配分なのかもしれません。
【追記】
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)の債券部分(バンガード全世界債券インデックスファンド)に興味がある人は、以下記事をご参照ください。
『カンさん。楽天・インデックス・バランス・ファンドの「債券部分」ってどうなっているんですか?』
カテゴリ:バランスファンド