つみたて投資は人生の変化に対応しやすい資金積み上げシステム
2023年11月6日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
ブログ記事の『ページビュー数』をチェックすると、
意外な記事が
意外に読まれていたりします。
例えば、
『どうして世の中はおよそ80年周期で変わるのか？』も、
そういう記事のひとつ。
100年周期で必然的に起こります。
ほんとうは
世の中が周期的に「大きく変わる」のは不可避なのに、
私たちは今日と同じ日が、
来年になっても
10年後になっても続いているだろうと、どこか高を括っています。
「安定」を求めることが行動の規範になると、
それが逆に
「変化」のタネを蒔くことにつながってしまう。
そして、
「変化」に対応しにくい体質を育むことにもつながってしまいます。
お金の管理・運用に関しても、
予期できない『激変』が
あらかじめセットされてるんだろうなぁ・・
くらいに思っていたほうが良さそうです。
どんな変化に晒られても、
自分の生活を守り、
切り拓いていかなければならないので、やっぱり『つみたて投資』は必要でしょう。
企業型DCも新NISAも、
突き詰めれば
『つみたて投資』なのです。
ところが、
20代の頃って、あまりお金がありません。
その代わり、
『時間』という資産はふんだんにあるので、
たとえ月5000円しか積立が出来なくても「ワタシは時間を味方に付けている・・」という感覚を持っておけばよいのです。
5年経って、7年が経って、月収が少し増えてくれば、
『つみたて投資』の積立額も、少し増やしてあげてください。
よく『10％ルール』と言うのですが、
その10％の2万円。
（10％の）3万円を、
毎月のつみたて金額の目標にしましょう。
そして以下『大事な点』なのですが、
外的な事由で、経済的に（突如）「つらい状況」に陥る可能性があります。
内的な事由（あなた自身の事由）で（突如）「激変」が起こる可能性があります。
ですので、あまり無理をせず、
仮に収入が減ったのなら、
それに合わせて『つみたて金額』も減らす。
万一失業してしまったら、
その間『つみたて』をお休みする・・。
全然OKです。
たとえ積み立てを14ヶ月お休みしても、
それまで積み上げた投資信託の『運用』は続いているわけですから、そんなに深刻に考える必要はありません。
短い目標や金額的なタスクを掲げるのではなく、
できるだけ長～い時間スパンで、
おおまかな標（しるべ）だけを持つようにしましょう。
また、社会がたいへんな勢いで変化しているため、
今のお仕事だけでなく
『副業チックな可能性』にも目を向けておきましょう。
あなたが興味があってのめり込める「事象」を見つけ、
「副業チックを磨く」と名付けます。
社会のニーズを考えると、□□より、○○を選んだほうが良さそうだとか、忖度しないこと。
純粋に（わがままに）あなたの興味に従ってください。
なぜなら『変化』とは不規則に
かつランダムに起こり続けるため、
（表面上）道を踏み外しているように見えて、2周くらい世の中が回ってくると、逆にあなたがやっていることが、大通りに出てきて脚光を浴びたりするからです。←ホントです。
つみたて投資の最初は、『小さなトライアル』だと思ってください。
イヤになったらいつでも辞められますし、
（たとえば）毎月1万円、
6回投資信託に積立てをしても、費やすお金は6万円です。
万一、あなたが上司と折り合わず、
会社を退職してしまったとしましょう。
転職先の会社が見つかるまで10カ月かかるかもしれません。20ヵ月かかるかもしれません。
体調が悪くなって入院したり、
田舎にUターンして再就職したり、そこで出会いがあって結婚したり、
共稼ぎの時期があったり、
シングルインカムの時期を迎えたり・・、
また、パートナーの親御さんと同居するようになったり、勤務先のシフトを変更したり、時短で働いたり、また3年後にフルタイムで働くようになったり・・、
さらに言えば、親の介護に携わるようになったり、どうしようもなくなって離婚したり、また再婚したり、
突如甥っ子の面倒を見なければならなくなったり、
もう「人生、七転び八起き」です。
あなたやわたしの人生の【変化】に対応しやすいシステムであり、そのたびに「積立金額」を減らしたり、増やしたり、お休みしたり、復活したりすればよいのです。
なので、
多分長くは続かないかなぁ・・と、
半信半疑で（取りあえず）つみたて投資をスタートさせましょう。
くれぐれもスタート時点で
「これから始めるぞ！」と意気込んだりしないように・・。
カテゴリ：つみたて投資
