投資信託あれこれ

投資の入り口→中途の部分解約→出口のところまでを含めて、あなたの生活実態にはめ込みやすい道具は?『投資信託』です!

2020年12月6日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

米国株にしろ日本株にしろ、
いろいろと調べて「これだ!」と思える会社(株式)を見つけるのは楽しいものです。

高配当の株式ETFにしても、
どれが「分配金利回り」が高いのだろう?と
比較検討すること自体、興味をそそられます。

投資を始めるためには、
上記のような「知的好奇心の発露」がぜひとも必要なのですが、

投資を長く続けるためには、
案外『別の要素』が必要なのかもしれません。


そもそも投資とは?

〇 金融商品を選ぶこと! YES or NO?

いや、
〇 金融商品を持ち続けること。


ではないでしょうか?


投資とは、
モメント(瞬間)ではなく、
長いピリオド(持続時間)のことなのです。

実際、投資の時間の99.9%は、
どんな『姿勢』でいるかというと、

 



文字通り、
金融商品を『持ち続けている』だけなのです。←ホントです!


たとえば米国株を買って、
その中の2銘柄が
+100%、+220%のリターンを今まさに獲得中だとしても、
(もちろんそれはそれで嬉しいことですが、)

それは投資の『途中経過』にすぎません。

220%もリターンが出れば
誰しも嬉しいですから、

その銘柄を売って、
もっと大きな元手にして
「また別の株式」を探したくなるのでは?

そうすると、
―つまり、次の株式を探して買っていくとー
『うまく行かない可能性』の芽も出てくるわけで・・。

投資の『結果』はすぐに出そうに見えて、
実はなかなか勝敗は決まらないものです。


それは(シンプルに)あなたの人生時間が長いためです。


あなたの身の回りを見渡してみてください。

投資に関する情報は
いちばん最初のモメント(瞬間)、
「どの金融商品を買うべきか?」の部分に集中してしまっていると思いませんか?


それはそれで大切なのですが、
家の話にたとえると、
『玄関はどんな形がいい?』という類の話に終始して、

家の中身、構造について
一切語られていないのとどこか似ています。




 

繰り返しになりますが、
投資はモメント(瞬間)ではなく、
長大なプロセスそのものであります。

あなたが「どの金融商品」を
メインの道具にしようかと模索するとき、

 

その『道具』を、
具体的にどんな場面で
どんなふうに用いていくかを、
長いスパンの中で「妄想」してみるべきです。

 


先ほど+220%のリターンの株式の話をしましたが、
もし「50万円」しかその株を買っていなければ、
いくらリターンが高くても、
大したお金にはなりません。

そうですよね?)


長大なプロセスとしての投資を成功させるための秘訣
その1)

その『道具』は果たして
効果的に投資の元本を増やせる道具ですか?


リターンの数字も大切かもしれませんが、

あなたの人生時間の中で、
自分の感情に惑わされず、
マーケットのアップダウンに惑わされず、

いかに効率的に投資元本を積み増せるかが、
(実は)投資で成功するカギを握ります。

 



 

自分で選んで金融商品の買い注文を出す場合、
価格が上がり過ぎても、下がり過ぎても、
「ちょっと待っておこうか」というバイアスがかかる場合があります。

自動で積み立てができる『道具』であれば、
あなたの代わりに仕組みが買い注文を出してくれるわけです。

これこそ、自分の気持ちに惑わされず、
効果的に投資元本を増やせるマジックではないでしょうか?

 

長大なプロセスとしての投資を成功させるための秘訣
その2)

その道具は、部分解約がしやすいですか?



わたしは俳優の緒形拳さんが大好きなのですが、
緒形さんは1937年に生まれ、
2008年に亡くなられました。

したがって(1937ー2008)
これが生死年です。

あなたの投資は、
あなたの生死の『年数』に載せていくべきものですね。

 

言い方を換えると
「どの金融商品を選ぼう?」
「買ったら儲かりそう?」という「視点」ではなく、

その道具を買って持ち続け、
あなたが経験するであろう
さまざまな人生のステージ上で、

たとえば「途中で部分解約もしやすい?」という『視点』も、
ぜひとも持つべきでしょう。


残念ながら、
私たちの『人生スケジュール』は確定ではなく、
不確定事項満載であります・・。

もうやっぱり離婚しよう、
引っ越そう、
転職しよう、

と決めたとき、

 

長いピリオド(持続時間)の中で、
背中に背負う「リスク量」や
「リスクの中身」を変えずに、
無理なくすっと50万円分だけ解約できる『道具』とはいったい何でしょう?


答え)投資信託です。

 



 

長大なプロセスとしての投資を成功させるための秘訣
その3)

その道具は、取り崩しがしやすいですか?

 

個別株でうまく資金を追加投入し、
含み益がたとえ1000万円を超えたとしても、
そこで安心は出来ません。

『含み益』は絵に描いた餅です。

 

最終的にその金融商品を解約し、
現金化して、
そのお金をあなたらしく使ってこそ、

投資をして良かった!と思え、
かつ長い投資というプロセスが
【完了】することとなるのです。


(投資は簡単には勝負がつかないと言った意味がお分かりですね?)


お金を増やすことに注力してきた人ほど、
金融商品を持続的に解約して、
そのお金を持続的に使っていくことが不得手です。

私たちはお金を増やすことについては熱心に情報収集しますが、
お金の取り崩しの仕方についてはあまり関心を払いません。

 

〇 市場のアップダウンを気にせず、
自分の感情リスクに振り回されずに、
いかに効果的に金融商品の取り崩しが続けられるか?


まさに投資の最終局面において、
ココは肝となる部分なのです。

自動的に
「リスクの中身」を変えず、
かつ背中に背負う「リスク量」を変えずに、

仕組みが金融商品の計画的な取り崩しをしてくれる?

個別株× ETF× です。 

答え)投資信託です。

比較例として、たとえばETFである「VTI」と、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が分かりやすいと思いますが、投資信託である楽天VTIなら『定期売却サービス』の利用ができます。

日々、カウンセリングでお客様のお話を伺う中で、
長い人生、紆余曲折があっても、

あなたの生活実態に合わせ、
お金を継続的に入れ、一部解約し、

資金投入を増やし・減らし、
最終、資産の継続的な取り崩しがしやすい『道具』は?


と聞かれれば、わたしは自信をもって「投資信託!」とお答えします。

金融商品の評価は「総合」で行われるべきなのです。


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