つみたてNISA

下がって売っちゃった、上がって売っちゃった、でも線路(投資期間)は続くよどこまでも・・が「つみたてNISA」です

2020年7月28日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

今年の3月末時点で
つみたてNISAの口座開設数は220万口座になるのだそう。

ようやく裾野が広がってきたつみたてNISAですが、
下記レポートによると気になる傾向もあるようです。

ニッセイ基礎研究所(前山裕亮 研究員)

つみたてNISA、意外と多い短期志向?
~積立投資と合わせて長期投資は根付くのか~

 




2018年の つみたてNISA口座の買付額が931億円のうち、
2019年に158億円は売却されていた。

つまり、買付額に対して17%ほど売却されていたことになる【図表2】。


なるほど・・。

ニッセイ基礎研の前山研究員は年代別の、
2018年買付額に対する2019年の売却額の割合を示しています。



画像元:ニッセイ基礎研究所


2019年は株式マーケットが好調だったため、
少し利益が出た ⇒ 少し売却したいよ・・
という気持ちは分からなくはありません。

それにしても20代の『売却比率』が高いですね。

いちばん若い投資家は
いちばん時間がありますが、同時に、いちばん耐力がありません。


それが「若さ」の本質?なのかも。


ただ、20代の『売却比率』が高いと嘆くよりは、
そもそも20代で「つみたてNISA」を始めようと思い、
実際に始めている行動力にわたしは拍手を送りたいと思います。

たとえば、です。

26歳の若者がつみたてNISAで24ヶ月間
毎月2万円のつみたて投資を行い、
48万円 ⇒ 62万円くらいに増えたから、

「20万円くらい売っちゃおう」という気持ちが募って、
それで実際20万円分売ってしまうという『経験』を、

26歳時点で出来るということは、
そんなに悪い話ではありません。

~資産運用を「長い物語」でイメージした場合。~

そこから↑『学び』を得やすいのも、
また若さの本質なのです。



(ちなみに制度的なお話をしますと、
つみたてNISAの途上で20万円分売ってしまうと、
その分『非課税枠を使い切った』と見なされるわけで、
もちろん利口な行為ではありません・・)

 


あるいは別の例)

26歳の若者がつみたてNISAで24ヶ月間、
毎月2万円のつみたて投資をしたものの、
48万円 ⇒ 36万円くらいに減ってしまったため、

「もっと下がるかもしれない。
今のうちに全部売っちゃおうか」という気持ちが勝って、
実際、全部売ってしまう『経験』を、

26歳時点で出来るということは、
(これも)決して悪い話ではありません。

~資産運用を「長い物語」でイメージした場合。~

大切なことは、そこから『何を学べるか』でしょう。


仮にいちど↑全部売ってしまっても、

下記の通り、
つみたてNISAの「制度設計」は恐ろしく長く、

最後にお金が入れられるのは2042年ですから、
また心を入れ替え、
コツコツ「つみたて投資」を続ければよいわけです。

 



画像元:トウシル
竹川美奈子さんの
2024年から新NISAがスタート。一般NISAとつみたての合体版』より。


つみたてNISAという長い道のりで
少しの利益で(我慢できずに)売ってしまう、
大きく価格が下がって(我慢できずに)売ってしまうという『間違い』を、

『早め』に経験しておけば、
また十分やり直せるのもつみたてNISAの特徴なのです。


また2回目、少しの利益が出たとき、
また2回目、大きく価格が下がったときに、

あなたは以前の自分に呼び覚まされるはずです。

「一回経験しておいて良かったね。」と。

 

Zoom(オンライン)で開催いたします。
  8月30日()13時30分~

【第40回】iDeCo、つみたてNISAはこう使おう!
 特定口座と合わせた 投資の三重奏セミナー

~つみたてNISA、確定拠出年金の法改正による最新情報もお届け!~




(全国どちらからでもご参加いただけます)

 


カテゴリ:つみたてNISA

おすすめの記事