インデックス投資全般

30代・つみたてNISA志向者に向いている! <購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)

2020年6月22日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。 

ニッセイアセットマネジメントが6月29日(月)に
<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)を新規設定します。

リリースはこちら

この投資信託は
日本、先進国、新興国株式を組み合わせた
『全世界株式タイプ』のインデックスファンドです。



でもまあ、
上記タイプはほかにも存在しますね。

たわらノーロード 全世界株式とか、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とか・・。

 

 


ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)は
以下の点がユニークです。

それは・・

日本、先進国、新興国の『名目GDP比率』に合わせて、
日本、先進国、新興国株式の『投資割合』が決定され、
その後、名目GDP比率の変化に合わせ「見直し」が行われるという点です。

 


(細かく言いますと、
実はスカイオーシャン・アセットマネジメントが運用を行う「グローバル株式ファンド(愛称:The GDP)」も、

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)と
同じようなコンセプトを持つインデックスファンドです。)



まずは馴染みがある、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)から
復習してみましょう。

この投資信託という丼(どんぶり)を構成するのは?

以下3つのモノ!

 

〇 日本株式インデックス(マザー)
〇 外国株式インデックス(マザー)
〇 新興国株式インデックス(マザー)


この3つの『中身』って、
それぞれどうなっていますか?


みな考え方は同じ。


たとえば、
日本株式インデックスは
2000銘柄を超える個々の株式の
時価総額の比率に基づいてマザーファンドが作られています。

(外国株式、新興国株式もコンセプトは同じです。)

 


さらにさらに、
上記3つのマザーファンドを、

国・地域の
時価総額の比率に基づいて組み合わせたモノが
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)なのです。

<伝わっていますか?>

 

 

 

 

 

つまりSlim 全世界株式は、

時価総額比率という丼(どんぶり)の中に、
『具材』を時価総額比率で入れた投資信託。

 

と云えます。


⇒ じゃあ、
ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)は?

時価総額比率という丼(どんぶり)の中に、
『具材』を名目GDP比率で入れた投資信託 なのです。

 


ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)でも
丼(どんぶり)を構成する3つのモノは、

〇 日本株式インデックス(マザー)
〇 外国株式インデックス(マザー)
〇 新興国株式インデックス(マザー) でまったく同じです。

 


ただ、丼に入れる具材の【配分割合】が、
Slim 全世界株式とは大きく異なるのです。

 



画像元:ニッセイアセットマネジメント


いかがですか?

 

 

右の「時価総額割合」に比べると、
ずいぶんと『新興国株式』の割合が多いですね。

 

ちょっと未来志向に行き過ぎでしょうか?

 


実際、新興国株式のボラティリティは
(日本、先進国株に比べ)大きいですから、

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)は
Slim 全世界株式に比べ、
価格変動の振れ幅(リスク)は大きくなるでしょう。


ということは?

超長期の「つみたて投資」に向いている?
YES です。

 

まだ成長段階の、
将来性はあるがリスクが大きい投資対象を多めに組み込むことで、
「口数」をより多く稼ぎ、その後「価格」上昇を期待するという戦略が取れます。

 

・・夢がありますね。
が、時価総額割合に比べて、リスクはより大きくなります。

 


まだ若い、
30代の方が「つみたてNISA」で
当該ファンドを買っていくのはアリだとわたしは思います。

(ちなみにニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)は、
もし「つみたてNISA」に採用されれば、
その区分が複数指数(バランス型)・3指数に分類されるでしょう・・)

 

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