ダウ平均、日経平均ともマイナス15%内に戻したため、『通常つみたて』に切り換えます
2020年5月27日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
昨日、5月26日の日経平均株価(終値)は21,271円。
また、米国現地時間
5月26日のダウ平均(終値)は24,995ドルでした。
直近の高値からマイナス15%内に戻したため、
わたしは『通常つみたて』に切り換えます。
実は3月にこちらの記事で
「拡大つみたて」を宣言していました。
それって・・?
米国ダウ平均「29,000ドル」⇒「20,000ドル以下」
日経平均株価「24,000円」⇒「17,000円以下」に下落したため、
(= 直近の高値から『30%超のマイナス』となったため)
3月から「拡大つみたて」をスタートさせていたのです。
今のところ「拡大つみたて」の実施は
3月、4月のみとなります。
現状、主要なマーケットでの株価回復は、
かつそれが支障なく世界に行き渡る
〇 新型コロナウイルスは無事封じ込められる
(少なくとも第一波を上回るような再流行は起きない)
コロナ発生以前の姿に戻る
ということを「前提」とした、
ベストシナリオで動いていると当クリニックは考えます。
もちろん『ベストシナリオ』が現実に起これば、
私たちの日常生活、
日常の経済が再び戻ってくるわけですから。
これほど望ましいことはありません。
しかし、です。
仮に第二波が再びやって来て、
経済活動に再度制限がかかり、
企業や生活者に金銭的負担が再び発生したとしても、
財政政策上、
(第一波と同じ規模の)資金供給を行う余裕は(もはや)各国政府にはありません・・
これこそ、
現時点でもっともわたしが恐れることです。
先日、ツイッター上で
次のように呟きました。
私たちは現時点で、マーケットの混乱期が「40分程度の一話完結のドラマ」なのか、1シーズン8話くらいある「シーズン4」まで続く長いプロセスなのかを、正確に把握し切れていません。
— カン・チュンド (@4649kang) May 22, 2020
『スポット投資は危険な賭け?』https://t.co/8Tl6hn7ncU pic.twitter.com/lBTcs9W4Cu
この先、新型コロナウイルスを起因として、
思わぬところで、
思わぬ経済的影響が出てこないとは限りません。
わたしはあくまで「より悪いほうに備えて」思考します。
相談者さまからもたびたび質問を受けるのですが、
「拡大つみたて」を再開する予定です。
「もし、そうはならなかったら?」
通常つみたてをずっと続けますよ(^^)
何も特別な行動を起こさなくても、
「フツーのつみたて」を粛々と続けるだけで立派なことなのです。
今日の文章はどちらかというと
ウイルスとの対決、試練!という雰囲気が漂いますが、
決してそういう意図ではありません。
人類はこれまでもこれからも、
ウイルスとは「共生」するしかないのです。
今回の出来事はむしろ、
ヒトがより強くなっていく進化の一環だと思っています。
新型コロナウイルスを機に
私たちの行動規範、生活スタイル、物事に対する考え方が
より「深み」を帯びるようになれば、
それは(試練などではなく)知恵の蓄積と捉えることができるはずです。
カテゴリ:つみたて投資