投資信託あれこれ

「ニッコウMMF カナダドル」が5月に繰上げ償還

2020年4月29日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

わたしは
みらいあせっと@東北投信さんのツイートで知りました。



ニッコウのカナダドル建てMMFが
5月28日に繰り上げ償還されるそうです。

以下ご覧の通り、4月28日現在、
カナダの10年物国債利回り(=長期金利)は0.573%で史上最低水準・・。

 



画像元:Investing.com


コロナショックによって
日本、西ヨーロッパだけでなく、
カナダ、アメリカなどでも『ゼロ金利』が迫っています。

(あのオーストラリアでさえ、長期金利が1%を切りました)


外貨建てMMFとは、

比較的満期までの期間が短い国債、公債、社債を中心に、
コール・ローン、CP(コマーシャル・ペーパー)
CD(譲渡性預金証書)等)などに投資を行い、
元本と流動性を確保しながら収益の獲得を目指す投資信託です。


債券を保有してもほとんど金利が付かない状況では、
元本を確保しながら運用を継続していくのは困難です・・、

ですので、繰り上げてファンドの運用を終了することにしました。

このセリフって(実は)
2012年の「ユーロ建てMMF」繰上げ償還の際とまったく同じ。


みらいあせっとさんは、
「ドル建てMMFの繰上げ償還」についても危惧されています。

わたしも同感です・・。

と言いますか、
新型コロナウイルスに端を発した経済不況が長期化すれば、
米国でも『ゼロ金利』が常態化する恐れがあります。

そうなると、
「ドル建てMMF」の繰上げ償還も時間の問題ではないでしょうか?


下図を見ると、
アメリカの1年物国債利回り、2年物国債利回りも
限りなく『ゼロ』に近づいていることが分かります。


         「YIELD」とは利回りのこと。

画像元:Bloomberg


マネックス証券のこちらのページで
今回の繰上げ償還についてくわしい説明が為されています。

(「ニッコウMMF カナダドル」は5月28日(木)が『償還日』)

それ以前に任意にファンドを解約することは可能ですので、
ご所有の方はできるだけ早く現金化されたほうがよいでしょう。

ちなみに「円建てMMF」はわたしが知る限り、
もはや存在していません・・。

いずれ「昔はMMFっていう金融商品があったね・・」と語られることになるのでしょうか?

 


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