証券会社の店舗が忘れ去られる日
2020年4月27日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
新型コロナウイルスの影響が日々大きくなっていますが、
「銀行」の店舗は開いています。
『生活インフラ』であるためでしょう。
じゃあ、証券会社は?
主要な証券会社はすべて店舗を閉めています。
(店頭業務の休止です。)
画像元:野村證券
画像元:大和証券
これって?
(ココ、大いに突っ込みたいのですが、また別の機会に。)
野村證券のサイトでは
「オンラインサービスご活用のお願い」と銘打っています。
画像元:野村證券
また大和証券のサイトも久しぶりに見てみたのですが、
投資信託の『つみたて』インフラが、
というふうに
スゴイことになっていて、
「これってSBI証券のインフラに寄せてきている?」
画像元:大和証券
新型コロナウイルスという向かい風のために、
ますますネット証券のサービスに「寄せてきている」、
あるいは「寄せられている現実」があります。
コロナ後の社会は金融だけでなく、
さまざまな方面で
「オンラインでのやり取り」が促されることになるでしょう。
もはや店舗型証券会社はその存在意義が薄れていく一方なのです。
わたしはこの分野でも
『壮大な二極化』が起こると予想します。
すなわち、
「店舗型」は・・富裕層に特化したプレミアサービス的な箱になる。
それ以外の大部分の顧客は「オンライン・コールセンター」が窓口になる。
(もちろんフィデリティ証券のように、
ネット証券ではあるが
富裕層に向けたプレミアサービスを模索する金融機関もあります)
画像元:フィデリティ証券
いずれにせよ、
中間的な、どっちつかずのサービスは
早晩淘汰されていくことでしょう。
(もしかすると、ですが)わたしの予想より早く、
野村證券はSBI証券に追い抜かれるかもしれません。
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