つみたて投資, 投資の発想法

長期投資家は『夜を往け!』

2020年3月29日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。 

今回のコロナショックは2月末から始まりました。

たった1ヶ月で
「株式インデックスファンド」が30%近く下がる姿を見たのは
20年のキャリアの中でも初めてです。



まさに歴史に残る1ヶ月間でした。



(でも安易な楽観は禁物。
これから二番底を目指してさらに下がる可能性もあります。)



FP(ファイナンシャルプランナー)としてのわたしには、11年半前の『リーマンショックの暴落』が、トラウマとして残っています。

当時、多くのお客様が
『思考停止状態』に陥っていると感じていました。

 

「カンさん。こんな状況なので
積み立てはちょっとお休みしますね」

 

というメールをいくつもいただきました。




しかし今、冷静に振り返ってみますと、
実はわたくしの『思考停止状態』が、
多くのお客様に伝染していたとも言えるのです。

(わたしの未熟さゆえです。)

 

 



 

過去の経験を踏まえ、
今回のコロナショックではより素早く、
より明快に、

この状況に対して
『どのように振る舞うべきか』をお伝えすることが、わたしの『責務』と自覚しています。



〇 2月27日
今やってはいけないこと(それは)安易な買い増しです

〇 3月19日
カン・チュンドの『つみたて投資』拡大宣言。

 

誤解を恐れずに言えば、
アドバイザーたるもの、今仕事をせずいつ仕事をするのだ! という気概を持っております。

この3週間ほど、
カウンセリングのお申込みが急増しているのですが、

わたしはもっと
『悲壮感』を漂わせたお客様が多いのかと思っていました。

フタを開けてみると・・
違っていました(^^;


「カンさん、今はチャンスだと思うんです。
自分の運用方針をもう一度見直したいです。

 

 

 

「ようやく重い腰が上げられそうです。
これから投資を始めたいんです。


このようなストレートな声、声、声をいくつも頂戴することに・・。

 

 

 

わたし自身、ちょっとビックリしています。

暴落が起こり、市場が混迷している最中に
多くの相談者さまが『安く投資信託が買えるのだ』と、

今の状況をポジティブに捉えられていることを、とても・頼もしく・感じます。

(11年半前の暴落時には考えられなかったこと・・)

 

明らかに日本の投資家の『リテラシー』は向上しています。

 



この10年あまりで
確定拠出年金等を通じて投資に触れる人が増え、

投資とは何ぞや?という『集合知』が、
まるで水が土壌に染み渡るように静かに(しかし着実に)広がっているのです。

 

もちろん、中にはご相談の最中に、

「カンさん。こんなときに投資信託を買うなんて
不謹慎なのでは・・」と、
気にかける相談者さまもおられます。

いいえ。
ぜんぜん気兼ねする必要はありませんよ。

 

投資とは何ぞや?
それは「安く購入すること」であり、

 

賢明なる「つみたて投資家」の皆さんは
自身の投資行動を通じて、

大きく下がってしまった市場を『買い支えていく』
役割を担っているのです。

 

これは、決して忘れないでください!

 




 

 

ちょっと周りを見渡してみましょう。

ニュースとしての経済は、
株式市場は、
よい兆候を見つけるのが難しい状況です。

多くの人が市場から距離を置き、
恐る恐るマーケットをのぞき込んでいる中、

あなたは小さな足音を響かせながら、
いつも同じく、きっちりお金を市場に託しています。

 

それは静まり返った夜のマーケットをひとつ往く、
賢者の歩み』に他なりません。

 



資産運用においては、
多数派が正しいとは限らないのです。

慌てふためく大きな資金の、
なんとかかんとかと云う
官僚的な機構や基金が投げ売った株式を、

長期で持つことに徹した
ふつうの生活者が拾っていく。これも株式市場の姿、なのです。

 

 




 

わたしはあなたに改めて『エール』を送ります。

夜を往け!
夜を往け!

つみたて投資家は夜に「光明」を信じて歩み続ける人なのです。


お知らせ)

このような状況下で
大きな一歩を踏み出そうとするあなたを応援します。

 

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