バランスファンド

『リ・バランス』の経費も込み込みなのが、バランスファンドの良いところ

2020年2月21日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

当クリニックに来られるお客様の中で、
少しずつ『10年選手』が増えています。

ちょっと昔の話ですが、
2009年に世に出した
積立て投資術』を読んで投資をスタートしていただいた皆さまが、

(数えてみると)
もう10年越えの運用を続けておられるわけです。


いっぽう、運用資産が膨らんでくると、
難しくなるのが『リ・バランス』と呼ばれる作業。

 

< 以下、一例 >

運用資産1000万円ベースで
国内株式が(ほんらいの配分より)5%、割合が減っているとします。

この場合、割合が減った国内株のみを買い増す
『リ・バランス』を行うことが可能です。

 

(50万円分、国内株式を買えばよいのです。)

しかしこれを実行すると?
手元の安全資産が50万円減りますね。


では、
2000万円ベースの運用資産ではどうでしょう。

同じ5%のズレでも、
買い増しする原資は100万円単位になります。
(=手元の資産が100万円減ってしまう・・)

 



リ・バランスとは継続的な行いですから、
上記のようにいわゆる『買い増し・リバランス』を続けていくと、

⇒ 運用資産内でリスク・コントロールは出来ても、
手元の「安全資産」がどんどん減っていくため、

トータル資産全体で見れば、
「リスク量」は増していくことになります。← ココ、重要。


結論!

運用資産がそこそこ大きくなれば、

「割合」が増えたファンドを売って、
「割合」が減ったファンドを買い増しするという
『リ・バランス』が必要になってくるのです。


もう一度先の例を見てみましょう。

運用資産2000万円。
国内株式が5%増え、
新興国株式が5%減っているとしましょう。

この場合、国内株を100万円売って、
そのお金で新興国株を買い増しするという『リ・バランス』を行います。


仮に、ですが、
100万円分「国内株式」を売った際、
うち25万円が利益に相当するなら、

25万円 × 20.315%で、
約5万787円の税金を支払う必要があります。

これが・・
『リ・バランス』に伴うコストです。


リ・バランスとは継続的な行いですから、
上記『コスト』も継続的にかかってきます。

もちろん、これは資産管理の「経費」だ、
という割り切りでもぜんぜん良いと思います。

自分がベストと思える「資産配分」を、
自分自身で管理するのは資産形成の王道ですから。

が、しかし、
万一「リ・バランス」を繰り返す中で
『税金』を払い続けるのが億劫になり、

かつ、自分で資産配分の調整を行うことが
荷が重くなってきているのなら、

バランスファンド』にシフトするのも一案ではないでしょうか。

 

 



なぜなら、バランスファンドだと、
資産配分の調整(=リ・バランス)は
運用会社の側で、逐一行ってくれるからです。

ココ、誤解があってはいけないので、
くわしく記しておきます。

 

バランスファンドにおける『リ・バランス』は
あなたが個人として行う『リ・バランス』とは異なります。


バランスファンドでは、
あなた個人のために個別にリ・バランスはしてくれません。

言ってみれば、これは
個別のリ・バランスではなく、
団体のリ・バランスなのです。

伝わっていますか?)


たとえば、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を持っている人が、
仮に42,000人いるとしましょう。

当該ファンドは、
42,000人の人たちすべてに、
同時に【団体リ・バランス】を実施しています。






しかも、リ・バランスの仕方としては、
(ファンドから出ていくお金より、
ファンドに入ってくるお金のほうが多い状態であれば、)

割合が減った投資対象を
(他の投資対象より)多く買っていくという
買い増し・リバランス』となります。

極端な話、
この「買い増しリバランス」は
特別なコストなしに『毎日』実施できるわけです。

(団体割引のようなもの?)


もちろん、不特定多数を想定した、
一律の資産配分を備えているのが
「バランスファンド」ですから、

資産配分の細かい点については、
あなたやわたしの満足度は、
80%、85%位かもしれません。

しかし、バランスファンドを選べば、
自分で『リ・バランス』のコストを支払う必要がなくなります。

2000万円、3000万円と資産が積み上がっても
特別な経費なしに、
いつでも同じ「リスク量」が背負えるのはたいへん効率的なのです。

 

お知らせ)

こんなご時世(新型コロナウイルスの拡大懸念)ですので、
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