確定拠出年金(iDeCo・企業型)

企業型DCが積み上がっていれば、つみたてNISAは株式ファンドのみでOKかも

2020年2月12日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。 

わたしは相談者さまのご資産情報を見るのが仕事の一部です。

たとえば、ほかの項目では事細かに

どの株式を・・
どのファンドを・・
いくらぐらいお持ちか(時価)を数字で示されているのに、

企業型DC(企業型の確定拠出年金)については、
260万円程度。と、
そっけなく記されているケースがあります。


企業型DCは
心理的な距離が(少し)遠いのです。

距離が遠いと感じるお客様に伺ってみると、

・会社が導入した制度だし。
・掛金も大したことないし。
・あまり自分の運用という気がしないんです。

という返事が返ってきます。


でも、よーく話を伺うと、
従前の企業年金制度から
まとまったお金(移換金)が移ってきたりして、

企業型DCの残高が数百万円規模になっていることが
珍しくありません。

そう、確定拠出年金とは?
立派な資産運用であります。

 



以下、ちょっと具体的を挙げてみましょう。

仮にあなたが企業型DCにおいて、
資産残高が300万円あるとしましょう。
(毎月の掛金は 20,000円)

 

上記は毎月の掛金の配分であると同時に、
積み上がった資産ベースの資産配分でもあります。

ここであなたは
つみたてNISA」を開始します。


以下、よくあることなのですが、

どうしても「企業型DC」と「つみたてNISA」を
別のモノと捉えてしまって、

あなたは必死に
つみたてNISAはつみたてNISAで、
別のファンドの組み合わせを考えたりしています。

 

えーっと、ちょっと待って。。


もしかすると、
企業型DCが積み上がっていれば、
つみたてNISAは「株式ファンドのみ」でOKかもしれませんよ。

 

ここでは仮に、
企業型DC(2万円)つみたてNISA(3万円)
計5万円を毎月の『掛金』としましょう。


すでにある程度残高が積み上がった「ポートフォリオ」を、
あなたは企業型DCでお持ちであるわけです。
そうですよね?

従ってこのポートフォリオの『一部』として、
つみたてNISAで持つファンドを認識することが可能かもしれません。

 



 

計5万円の『掛金』を、ばらしてみますよ。

国内株式   30%
先進国株式  30%
国内債券   20%
先進国債券  20% ですから、

国内株式   15,000円
先進国株式  15,000円
国内債券   10,000円
先進国債券  10,000円


となります。


もうお分かりですね。

「つみたてNISA」での積み立ては、
国内株式と先進国株式のみ。
3万円です。

企業型DC(2万円)では今後、
国内債券と先進国債券だけを積み立てるのです。

企業型DCでは
資産がすでに積み上がっていますから、

年に1度のリ・バランスも
当然DC(確定拠出年金)のほうで行います。


もうひとつ、
「数字」をばらしてみましょう。

企業型DCの300万円分の資産残高です。
その内訳は、どうなりますか?

国内株式   90万円
先進国株式  90万円
国内債券   60万円
先進国債券  60万円


となります。

では、
実際の『リ・バランス』のとき、どうするのでしょうか?

「つみたてNISA」で持っている
国内株式、先進国株式の時価を見ます。

そして、企業型DCで積み上がっている
国内株式、先進国株式の時価と足し算」するわけです。


そして改めて資産額の内訳、

国内株式   ※※万円
先進国株式  ※※万円
国内債券   ※※万円
先進国債券  ※※万円

を出して、

割合がズレていれば、
いつでもDC内で『リ・バランス』を行います。


確定拠出年金では、

Aファンドを売って
Cファンドを買い増しても
その時点では課税されませんから、
「リ・バランス」のハードルも低くなるはずです。

この管理法の最大の利点は?

つみたてNISAでは
ただ決まった金額で
株式ファンドを積み立てるだけで、
実質「放ったらかし」に出来ることなのです。

 

おまけ)今日のタイトルは「企業型DCが積み上がっていれば、つみたてNISAは株式ファンドのみでOKかも」ですが、

もちろん『iDeCoが積み上がっていれば、つみたてNISAは株式ファンドのみでOKかも』とも言えますよ(^^)

 

春一番!全国4ヵ所縦断セミナー

  3月14日() 東京
 3月20日() 大阪
 3月21日() 名古屋
 4月18日() 東京
 4月19日() 札幌

(※ 各会場の会議室内にアルコール消毒液を設置させていただきます。)

 


カテゴリ:確定拠出年金(iDeCo・企業型)

おすすめの記事