100年ライフプラン

大相続時代がやってきた! その2)

2019年12月15日


こんにちは。
投資信託クリニック代表の カン・チュンド です。

前回、『相続』で資産を引き継いだ人の、
ちょっとした「心のざわめき」についてお話ししました。

『バトン』を受け取る・・

つまりは、
前の世代から「資産」を引き継ぐわけですが、

しかしそれは
【自分のお金ではないわけです。】

○ 現金、株、債券、外貨預金、不動産。

資産のカタチはどうであれ、
目の前に実際あるその『資産』に、



―もちろん嬉しいですし、
ありがたいとも思っているのですが、―

ちょっとした
居心地の悪さ」を感じてしまう・・。

仮にあなたがそう感じたとしても、
それはぜんぜん恥ずべきことではありません。


だって、今目の前にあるその資産は
かつてお父さんや、お母さんや、
お祖父さんや、お祖母さんが所有していたものですから。

実際、そこにはかつての所有者の、
肌触り」「意思のようなもの」が感じられたりします。

『相続』によってそれを引き継いだからといって、
『ハイ、では自分のものとして、自分本位に扱いましょう!』とは、すぐにはいかないものです。

ここから【具体例

仮にあなたが引き継いだ資産が
「預金」だったとしましょう。

あなたはそれを使って
何気なく投資信託を買えますか?

 

難しい?)

逆に「預金」を「預金」のままで置いておくのが、最善の策なのでしょうか?
んー、あなたは(やっぱり)悩んでしまいます。


少しだけ【脇道】に逸れましょう。

今、仮に田中さん一家に
『相続』が発生したとしましょう。

田中さんは親御さんを失ってしまい、
悲しみに暮れていますが、

それと同時に、頭の片隅の
ほんとうに隅のほうで、

 

「いやあー、
ここだけの話、正直言うと、

お金を引き継ぐのが
10年くらい前に出来ていたらなあ・・」

 

と、独り思ったりもするのです。

 

「あのときは、
長女と長男の受験が重なって、
2人分の入学金と授業料でウチは火の車だったから。」


もちろん、
これは『心の中の声』ですよ。

上記は「不謹慎!」「なんてわがままな!」
といってしまえばそれまでなのですが、

わたしは田中さんの気持ちがすごく分かります。

 

⇒ 高齢化がかつてないスピードで進む中、
60代、なかには70代で、
資産を引き継がれる方もおられるわけです。

ひと昔前に比べて、
『相続』が後ろにズレてきています。

このズレは(この先)もっと大きくなるでしょう。

 

たとえば、99歳の人の資産(バトン)を
74歳の人が引き継ぐ・・。


この場合、74歳の吉田さんが
受け継いだ資産をどうこうするというより、

吉田さんの娘さん、息子さん、
あるいはお孫さんのために、
その『資産』をどう活用するかということになってくるのかも。

つまりは、これからの相続では
ひとつ『世代』を跨いだ「視点」が必要になってくるのです。

こんなことは↑人類史上初。)


わたしは仕事柄、
資産(バトン)を受け取った側の相談者さまと相対する中で、

引き継いだ資産を
そのままのカタチで守らないといけない。
と思い込んでおられる人をたくさん見てきました。

たとえば、
○ 日本の個別株を13銘柄、相続された。

たとえば、
○ 町田市の3LDKのマンションを、相続された。

「(とりあえず)このままのカタチで
持っておくべきでは?」

(遺してくれた人の意思を尊重して・・?)


いいえ、
そんなこと全然ありません。

ちょっと 深呼吸 してみましょう。 




今そこにある『資産』を遺された人、

つまり、被相続人の【お気持ち】とは、
一体どんなものなのでしょう?

カンタンです。

「自分はたまたまこれだけの資産を遺すことが出来た。
あとはこれらを君たちの生活に生かしていって欲しい・・」

 

そういう【お気持ち】ではないでしょうか?

〇 つまり、資産のカタチ云々より、
それを実際、生活の中で生かしてもらえるか、
有効に使ってもらえるかどうかが『大事』ということ。

 

 

あなたやわたしにとって重要なことは、
そのような被相続人の
【思い】を引き継ぐことです。

(決して、資産の【カタチ】を引き継ぐことではありません!)

 

不動産は不動産のカタチで引き継がないと。
個別株は個別株の形で持ち続けないと。
投資信託は投資信託のまま保有し続けないと。

と思い込み過ぎないことです。


端的に申しまして
あなたが引き継いだ『資産』は一部換金して、

・家のリフォームに使ってもいいですし、
・お子さんの教育費に使ってもいいのです。

はたまた、
あなたにフィットした資産に変換させ、
さらに大きく育てたのちに、
セカンドライフの生活費として使ってもよいわけです。

<それは、あなたの自由です。>


私たちが生きる時代、環境、
そしてあなたの個人的な特性・性格によって、

もっとも適切な資産のカタチ、
そして資産の管理の仕方というものは変わってきます。

引き継いだ資産の存在を
「有り難い」と感謝しつつ、

あなたの判断で
あなたがベストと思われる管理をしていけばよいのです。

私見ですが、

受け継いだあとの
資産の変遷として
不動産 ⇒ 投資信託という流れがこれから起こってくるでしょう。 

 

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