100年ライフプラン

新社会人の皆さんへ。おじさんからのひと言「ラディカル編」

2024年4月13日

 

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

この4月から『新社会人』になられた皆さん、おめでとうございます!

今はまだ研修漬けの毎日でしょうか。

 

 

 

 

 

せっかく新しい環境に馴染もうとしているのに、出鼻をくじくようで恐縮です。

でも、
わたしからのメッセージは以下です。

 

 

「自分本位」で行こう。

 

 

他人がどう思うかより、
自分がどう感じるかを優先させましょう。

そういうクセを自分に課すのです。

 

 

ひと言でいって、
これからは
「真面目」が武器にならない時代です。

 

 

 

 

計算も暗記も、
従順も気遣いも、
あなたの代わりにAIがするようになります。

 

言われたことをやる・処理する能力は
その評価が限りなくゼロに近づきます。

 

 

私たちは生まれた時から、
周りとの「協調」
周りに「共感」することを是として暮らしてきたので、

 

自分本位でって(突然)言われても戸惑ってしまいますね。

 

 

「こんなことをして、人からどう思われるだろう?」

「(周りは)最低な奴と思っているのでは?」

「ワタシって、こんなでいいのかな?」

と、

自分が異質で、尖っていることを私たちは極端に恐れる傾向にあります。

 

 

が、

これからは
異質でないと、また尖っていないと生き残れません。

 

 

あなたにしかない感受性を育てる。

 

 

これがいちばん大事です。

 

 

 

 

 

会社の中で懸命に仕事はこなしますが、会社の色に染まる必要はまったくありません。

 

(逆に)みんなと同じ色に染まらない自分を褒めてあげてください。

 

 

例えば、お花見に行って、
川沿いに咲く桜が見えてきたら、さっとスマホを出すのではなく、あなたの五感を全開にしましょう。

 

 

 

 

 

友だちと一緒にいても、
同僚と一緒にいても、
決して『自分の感覚』を忘れずに。

 

今まさに
けなげな桜の美しさを感じようとしているのに、

写真を撮るという作業によって、
自分の感性を萎ませてしまうなんてもったいないですよ。

 

 

美しい桜を見たら、

データではなく、
あなたの脳内に
感じたことを記憶させましょう。

 

(そして)貴方ほんらいの感性を積んでいくのです。

 

 

他人が主張する「考え」より、
他人が導く「答え」より、

自分がどう感じるかを最優先させましょう。

 

自分を尊重せずに40を過ぎて、のっぺらぼうみたいなオトナになっている人を、わたしは何人も知っています。

 

 

ヘンな言い方ですが、

 

これからはまるで『すき間』を探すように、人間にしかできないコトを探し求める必要があります。

 

 

ぱっと見、とても正解とは思えない、

??・・な領域にこそ、
私たちの可能性は眠っているのです。

 

昭和のことばでいいますと『逆張り戦略』です。

 

 

 

 

 

そして「単なる真面目さ」から脱却するためには、
逆説的ですが、

生成AIを手なずける必要があります。

 

Claude 3 Opus または
ChatGPT4(もうすぐ5になります)を有料契約しましょう。

 

これはあなたにとって
長い目で見れば、
とても安価でリターンが高い「投資」となります。

 

 

世の中を今まさに変えようとする駆動装置(AI)を、逆に取り込むわけです。

 

 

ところで、
せっかく『会社』に入ったわけですから、

会社の中、取引先、ちょっとした知り合い、
これから出会うすべての人を、じっくり観察してみましょう。

 

 

 

 

一人ひとりの言葉を、あるいは表情を観察すると、
(その人の肩書などは関係なく、)

世の中にはたった『二種類の人間』しかいないことに気付きます。

 

自分の言葉で話す人と、
他人の言葉で話す人です。

 

自分の言葉で話している人と仲良くしましょう。

 

 

安易な答えを求めず、

「今は何も見えてないよ」
「何が大切なのか分かんないよ!」という心持ちこそ大事にしてください。

 

安易な『答え』で満足してしまうと、
そのあとの成長がありません。

 

 

なんだかんだ言っても、人生は『長期戦』です。

本当の成人式は35歳くらいと思っておいてくださいね。

 

 

 

 

 

また、あなたはたまたまその会社で就職しただけで、決して 就社 したわけではありません。

 

 

「小さな社会としての会社の知能、
インフラを向こう5年くらいうまく利用してやろう!」

 

くらいの気持ちでいいと思います。

 

自分本位である人は、
自分を深く見つめることが出来る人です。

 

 

最後に池澤夏樹さんの
「スティル・ライフ」という小説から、その冒頭部分を紹介させてください。

 

 

この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。
世界はきみを入れる容器ではない。

 

 

世界ときみは、二本の木が並んで立つように、どちらも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。

 

 

これから世の中と対峙していくわけです。

がんばってください!

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