インデックス投資全般, 指数のお話

『オルカン』の先生はだれ?(実は)三菱UFJ AMではなく、MSCI ACWI指数です

2024年2月14日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

ちょっと整理してみましょう。

「オルカン」の正式名称は
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

つまりは、
全世界株式のインデックスファンドです。

 

 

「インデックスファンドって?」

 

市場平均を形作る『指数』と、
同じ値動きになるよう設計された投資信託のことです。

 

 

あのー、ちなみに
全世界株式という名の「市場平均」はどこにあるの?

 

いいご質問です!

 

 

 

 

 

(実は)全世界株式という名の「市場平均」は
どこにもありません。

 

 

べつに、株式市場が存在するすべての国の、すべての銘柄を足して『平均』を作っているわけでもありません。

 

 

それは、
指数の算出会社によって 創られるのです。

 

 

 

 

『指数の算出会社』って?

 

MSCIとか、

FTSE Russellとか、
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社とかを指します。

 

 

 

 

 


世界株式の平均値を形作る「指数算出会社」は、

世界中の
各株式市場の大きさそのものをチェックします。

 

そして各銘柄の売り買いのしやすさ、
外国人にも門戸が開かれているか否かなどをチェックして、

 

全世界株式の指数に組み入れるべき「国」かどうか を判断しているわけです。

 

 

 

 

そしてもちろん、

一つひとつの株式会社(銘柄)についても、

 

その規模(時価総額の大きさ)が
一定以上かどうか?

売り買いのしやすさ、

ここでは、
市場に出回っている株(浮動株)の割合が一定割合以上あるか?

 

あるいはその株式が
日々売り買いされている量(出来高)が一定規模以上あるか?を、

継続的にウォッチし、

また、さまざまな業種(セクター)の比率にも留意しながら、

 

大きな大きな
たくさんの「仕切り」で仕切られた

 

全世界株式という『プレート』に

載せる国と、
載せる銘柄(株式)を、

 

随時決定しているわけです。

 

 

 

 

 

載せる国は?・・「仕切り」そのもの。

銘柄(株式)は?・・仕切りの中の「寿司」や「ウインナー」と想像してください。

 

 

 現在、全世界株式の指数、

MSCI ACWI指数の「仕切り」の数【国の数】は、本当は 47 あります。

 

 

 

 

シンプルに捉えましょう。

 

 

アメリカの株式市場は世界でいちばん大きいので、
従って一番大きな「仕切り」になり、
そこに載っている『銘柄数』もいちばん多くなります。

 

 

逆にコロンビアの株式市場はうんと小さいので、
小さい仕切りであり、

載っている銘柄数もごくわずかなのです。

 

 

 

 

 

「オルカン」は、
MSCI ACWI指数と同じ値動きを目指しますから、

 

 

 

 

オルカンの先生、

つまりは、
『オルカン』という商品の中身を規定するのは、

 

(実は)運用会社の三菱UFJアセットマネジメントではなく、
指数算出会社であるMSCI社なのです。

 

 

 

 

市場の平均を形作る「指数」
―この場合、MSCI ACWI指数は、―

 

世界の株式市場から
最大公約数的に
必要な国々、必要な銘柄を抽出し、

継続的に管理される「物差し」なのです。

 

そしてこの「物差し」の特徴は?
ズバリ、定期的に『銘柄の入れ替え』を行う点でしょう。

 

 

【ブルームバーグ記事】(24年2月13日)

MSCI、ACWI指数に24銘柄追加-日本の8銘柄含む101銘柄を除外

 

カテゴリ:インデックス投資全般, 指数のお話

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