NISA活用法

特定口座→NISA口座への乗り換えは、今までの投資がリセットされるようで悲しく(なかなか)踏み切れません

2024年1月28日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

 

特定口座からNISA口座への乗り換えは、
今までの投資がリセットされるようで悲しく(なかなか)踏み切れません。

 

というお声を
これまで何人ものお客様から伺っています。

 

たしかに辛いです。

 

『これまでの努力が水の泡になるようで・・・』と呟かれた相談者さまもおられます。

 

 

 

 

 

が、しかし、

もしもあなたが、

 

〇 リタイア時まで(まだ)10年以上あって、
〇 純粋にNISA口座に積み立てられる金額が月10万円未満で、
〇 特定口座にまとまった金額のファンドをお持ちなら、

 

意を決してNISA口座に
『乗り換えられた』ほうがよいでしょう。

 

 

以下、仮の話です。

 

 

 

 

今、
1500万円のファンド資産(特定口座)をお持ちとしましょう。

 

NISA口座)・・新規の積立のみ
特定口座)・・持ち続ける

 

でも「アリ」といえばありなのですが、

 

特定口座内のファンド資産(1500万円)は
長い目で見ると資産規模が増え続けることが予想されます。

 

 

今、1500万円の資産のうち、
仮に4割の600万円が「利益」としましょう。

 

 

アップダウンはありながらも、
14年後、1500万円のファンド資産が仮に3000万円にまで増え、「利益率」も4割のままだったとすると、

 

特定口座の資産3000万円のうち
1200万円が利益となります。

 

 

 

 

 

【今、特定口座売る。】
1500万円(うち利益600万円)税率20% ⇒ 税金120万円

 

【14年後に、特定口座売る。】
3000万円(うち利益1200万円)税率20% ⇒ 税金240万円

※あくまで一例です。

 

特定口座には『宿命』があります。

 

 

それはどの道、
ファンドを売却すれば、
一度は『税金』がかかるという「宿命」です。

 

 

であるなら、

将来ではなく、

まさに今、

「課税される口座」から
「非課税の口座」に資産を移すのは悪い話ではありません。

 

 

 

 

あなたの投資人生「全体」で眺めてみましょう。

 

早いうちに、

『課税される口座』から
『非課税の口座』へ
「資産」をお引っ越ししといたほう(関西弁)が得策ではありませんか。

 

 

なぜ『早く』、なのか?

 

わたしもあなたも、
いずれリタイアして「時間の利益」が枯渇してしまうためです。

 

 

純粋な積立で月6万円、
NISA口座に積み立てができる。

これは素晴らしいこと。

 

でも、あと月24万円分も、

特定口座からの『乗り換え』という主旨で、
NISA口座に資産を積んでいくことが出来れば、

最短で「5年」でNISA口座に1800万円の入金ができます。

 

 

これは換言すると、

 

『課税されない口座』
枠いっぱいにして(1800万円まで入金して)、
そこからけっこう長い月日「運用」が続けられるということです。

 

 

『規模の利益』(非課税資産1800万円(元本))と、
『時間の利益』を得て、

余裕を持って非課税のメリットを大きく得て、悠々と長い航海を続ける・・

 

 

まさに長期投資の王道的な考え方です。

 

 

 

 

 

(最短でいえば、)今年を入れて5年間、

コツコツと、
『特定口座』から『NISA口座』へのお引っ越しを続ける。

 


たかが 5年 です。

 

あとから振り返れば、

 

たとえば20年後のあなたから見れば、
「あぁー、あの時やっといて良かったな」(関西弁)と、今の自分に感謝されるはず。

 

 

何事も、
「最初の一歩」ほど重要なものはありません。

 

ファイト!です。

 

 

カテゴリ:NISA活用法

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