肥沃なお金を全部任せきりで、営利会社に貸し付けたりしていませんか?
2024年1月16日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
お金とは「記号」のようなものです。
たとえば 363,298円。
これが
先月(12月)の手取り収入だったとしましょう。
12月の1ヵ月間、
あなたは毎朝毎夕電車に揺られて、
上司と部下の板挟みに遭いながら
聞きたくもない小言も聞かされて、
あなたの身体もエネルギーも、
特定の営利団体(お勤めの会社)に注ぎ込んだ結果、363,298円を得ました。
このお金(数字)は象徴です。
そして、汗と涙の結晶として得た
リソース(資源)でもあります。
しかし、です。
不思議なことに
この大切な資源を、
あなたもわたしも、
たった一社の『営利会社』に貸し付けたりします。
ちょっと上記の 363,298円を
『肥沃な土地』と想像してみましょう。
お金 = 土地 と喩えます。
あなたはこの資源(土地)を、
ぜんぶ『特定の営利会社(一社)』に貸しています。
まあ、貸してしまえば確かにラクです。
あなたは特段何もしなくていいわけですから。
この土地(お金)を貸してさえいれば、
四方に柵を張り巡らせてくれて、
「『土地』の価値を減らすことはありません!」と保証までしてくれるよ。
フム。これは楽ですね。
でも、楽なウラには「からくり」もあります。
あなたから『土地』を借りた特定の営利会社は、
自らその土地を耕し、作物が実った分については、自身の収益として受け取ることが出来ます。
ココ、重要なのですが、
自分の土地(お金)の管理をすべて任せてしまうと、あなたの実入りはほんの「わずか」になってしまうのです。
特定の営利会社 = 銀行 です。
銀行預金とは、営利の会社(銀行)にお金を貸すこと。
そもそも本日例に挙げた「肥沃な土地」とは何でしょう?
それは、あなたの汗と涙の結晶に他なりません。
それを単に
銀行に貸し付けるだけ?
(そもそも、)あなたは自分の土地(お金)の
潜在の力について想起したことがありますか。
何かを耕してこそ、
元々持っている『潜在の力』が開花するリソースではないでしょうか?
その一部を、
自分で『耕してみる』ということは、
あなたに元来付与された
立派なオプションのひとつです。
もちろん、
『耕す』がうまくいかないこともあるでしょう。
(最初の頃はとくにそう。)
思わぬ気象の変動や、
自然、生物の猛威に遭って、土地(お金)の価値が減じてしまうかもしれません。
が、別に
土地(お金)が全部なくなってしまうわけではありません。
あなた自身が(長い目で)慈しみ、育てよう!と思えるかどうか。
それが投資のマインドです。
最初の一歩こそが、
あとから振り返った時に「大きな一歩だった」と思えるはずなのです。
カテゴリ:お金の摩訶不思議