どうか投資で頑張らないでください。
2024年1月4日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
投資で肝要なのは、
長く続けること = 市場に居続けること です。
ですから、
崇高な心構えは特に必要ありません。
大げさな決意表明もお勧めしません。
書籍を10冊読んでやっと身に付くような理論武装も(本当のことを言うと)必要ありません。
「嫌々」「渋々」始めてもよいわけです。
ヘンな日本語で恐縮ですが、
あまり賢くなり過ぎると、
逆に(投資を)始められなくなります。
何となく、
「あぁー、そういうことなのか」と合点がいくまで10年位かかってもOKです。
とにかく頑張らない。
好きな人が毎朝川沿いをランしているから、
自分も走ってみようかな。みたいな心持ちでよいのです。
あなたが『頑張らない』というのは、
マーケット(市場)に対する、立派な対抗手段です。
なぜなら、
あなたがたとえ頑張ったとしても、
市場が上がらないことは多々あるためです。
あなたが『頑張らない』というのは、
あなたが投資に対して労力をかけないということ。
ふだんは投資のことを気にせず、重視もしていなければ、あなたは「投資」と距離を保ちやすくなります。
X(旧ツイッター)で
投資界隈のインフルエンサーをフォローしたり、
有名YouTuberのチャンネル登録をしたりすることは、『頑張ろう』というきっかけになってしまう可能性があります。
他に、生活の中で『より大事なこと』があるのでは?
とにかく、
投資に関しては、
早く、
すべてを分かろうとしないこと。
『分からないことだらけが普通』という点でしょう。
ちょうど半年後
2024年7月4日の、
米国ダウ平均の『終値』を正確に言い当てられる人が、果たしてこの世にいるのでしょうか?
円とドルのレートも同様でしょう。
そもそも私たちの未来は、
『予想し得ること』と『予想し得ないこと』の混合なのです。
それって、
奇人変人なヒトを、
何十年とかけて
やっと理解するに至った。というのと似ているかもしれません。
今の市場環境を、過大評価しない。
このファンドこそがファイナルアンサーと、
道具を過大評価しない。
いくら下げてもワタシは絶対持ち続けると、
自分のリスク耐性も過大評価しない。
決して頑張らずに、
のらりくらりと、
なんとか市場に居続けるだけでよいのです。
まあ、年始から『頑張らない』って言うのもなんだかヘンな話かもしれませんが(笑)
カテゴリ:投資家の感情リスク