長期の積み立て戦略は長期の取り崩し戦略とつながっています
2023年12月21日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
これから積立投資を始める人は、
自分が60歳とか65歳まで、
ハラハラどきどきする『積み立て』を果たして続けられるかしら?と、不安でいっぱいのことでしょう。
その後のことなんて、ちょっと考えられそうにありません。
そのあと?
はい、いきなりで恐縮ですが、
あなたが思い描く「投資と付き合う期間」は、実際のところ2倍程度に膨らんでしまいそうなのです。
えっ!?
恐縮です・・、
個人の資産形成では、
『長期で資金を積み上げる』は、
前半部分のお仕事に過ぎないためです。
えっ!?
後半部分では、
『長期で資金を取り崩す』作業が(はるか彼方で)待っています。
イラストにするとこんな感じ。
65歳まで「積み立て」を続けるのもタイヘンですが、
その後、規則的に『取り崩し』を続けていくのも(また)タイヘン。
人生の前半は、時間を売って資産を積む。
— カン・チュンド@インデックス投資アドバイザー🙋♂️ (@4649kang) December 1, 2023
人生の後半は、資産を売って時間を買う。
投資信託の積立と取崩しは一本の道で🛤️繋がっているのです☺️
本当は、お一人で「ふたつの違った仕事」をしないといけないのですが、
長年染み付いた資産の『積み上げ』という行為から離れられず、70歳になっても73歳になっても、お金を増やす気満々の人が多いのが現状です。
本当は、道を上る(積み上げ)も楽し、
下る(取り崩し)も楽し、なのです。
それに、リタイアすれば、投資信託を解約して楽しくお金を使っていかないと、お金をたくさん持ったまま死ぬことになってしまいます。
「どこかで舵を切らないと!」という
個人のマネー事情(思い)を汲み取ったのが SBI証券 でした。
同社は他の金融機関に先駆け、
『投資信託・定期売却サービス』を開始しました。
(これは歴史に残る画期的サービスと云えます)
長期の積み立て戦略と
長期の取り崩し戦略を、
まさに鏡の『表と裏』と認識できたからこそ、
積み立て時の
自動引き落とし+自動積み立ての「利便性」を、
投資信託の売却という行為にも導入しようとしたのでしょう。
このような知的インフラを、あなたはうまく活用する必要があります。
先日ようやく総資産が5000万円の大台に乗りました!
定期売却サービスもいいけど、やっぱり6000万円位あったほうがより安心ですよね?
フム。
でも、もし資産がホントに6000万円に増えたら・・?
と思うかもしれませんよ。
お金を増やす(欲望)には、食欲と同じ常習性があります。
手元にお金が600万円あっても、
— カン・チュンド@インデックス投資アドバイザー🙋♂️ (@4649kang) November 10, 2023
2000万円あっても、
3億円あっても、
人はお金が足りないと感じています。
どこかできっぱり割り切らないと、(一度きりの人生の中で)お金と時間の『バランス』が決定的に崩れてしまうかもしれません。
時間 < お金
最後に、SBI証券の『投資信託・定期売却サービス』が改良されるようです。
<速報>
— とんかつ@インデックス投資 (@tonkatsu_index) December 15, 2023
SBI証券さん
・「クレカ積立の上限5万→10万」を検討
・「定率売却」機能が追加される模様
素晴らしい。ぜひお願いしたい。 pic.twitter.com/JAbi2ERJsH
(定率売却もできるようになる模様。)
サービスインフラはどんどん進化していきます。
あなたの意識はどうですか?
カテゴリ:つみたて投資, リタイアメント・資産の取り崩し