インデックス投資全般, 指数のお話

『日本を含む』先進国株式インデックスファンドには相応のニーズがあると思います

2023年11月25日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

昔のことを知っているために、

その頃の「しくみ」とか「型(かた)」に、
無意識に縛られてしまう・・。

 

こういう事って
年を重ねる弊害なのかもしれません。

 

実は、インデックスファンドにおいて、
『全世界株式』というカテゴリが登場したのは2017年のことです。

まだ6年しか経っていません。

 

それまでは、
日本を含む「世界株式のファンド」という概念は、ほとんど存在しませんでした。

 

 

 

 

 

そもそも、
たくさんの国・地域を網羅する
株式ファンドや債券ファンドにおいては、

 

日本のモノと、
海外のモノで分けようという『区分け』が一般的で、
(それが)いわば強固な型(かた)として存在していたのです。

 

 

「国内株式インデックスファンド」と
「先進国株式インデックスファンド」。

みたいに。

 

(この場合、
先進国株式インデックスファンドは、
『日本を除く』22の先進国と地域になります。)

 

 

たとえば、

日本も含めた
先進国株式インデックスファンド!

 

というようなカテゴリは、
わたしのような古株?の投資家には「異種」に映るわけです。

 

 

 

 

 

しかし
若い投資家の中には、

(日本を除く)
先進国株式インデックスファンド より、

 

日本も含めた
先進国株式インデックスファンド!

 

のほうが、

 

スッキリ分かりやすい。
= 商品としてより馴染みやすい。

 

と感じる人も多いのではないでしょうか。

 

 

逆説すれば、

これから投資に馴染んでいく
若い人たちは、

ひとつの投資対象として
『日本の資産』を特別視しなくなっている・・ということなのかもしれません。

 

 

また別の視点でいえば、

「ホームカントリーバイアス」
―自国の投資対象に過剰に投資してしまう偏りー

 

を、
自然に克服できている。

 

ということでもあります。

 

 

 

 

 

自分が資産運用を行うのは、
自分の生活を守るためであり、

 

長きにわたってプラスの収益を得ていくために、
広く世界(含む日本)の株式や債券にリターン求める。という考え方が「ふつう」になりつつあります。

 

 

自国の成長に期待して「投資」を行うという発想は、もはや乏しいのかもしれません。

 

 

先日、こんな内容をツイートしました。

 

 

 

上記REITだけでなく、

日本を含めた「先進国株式のファンド」にも、相応の潜在需要があると考えます。

 

 

一般の投信販売においても、
iDeCo、企業型DCといった確定拠出年金においても、

 

日本のモノと
海外のモノで「分ける」という考え方が、
より遠い未来を見据える潜在需要者からすると、時代遅れになりつつあるのかもしれません・・。

 

 

 

 

 

さて、

日本を含む「先進国株式のインデックスファンド」とは、

具体的に記すと、
MSCI World Index(MSCIワールド指数)との連動を目指すファンドです。

 

 

 

実はMSCIのスタンダート基準では、
まず上記「MSCI World Index」があります。

 

そこから派生して、
日本人向けに、

日本を除く先進国株式の指数
『MSCIコクサイ指数』が組成された経緯があるのです。

 

(かつて国内設定ETFでは、
MSCIワールド指数(日本を含む先進国株式の株価指数)との連動を目指すETFがありました)

 

 

MSCIワールド指数は
日本を含む23の先進国の国・地域からなる株価指数です。

 

 

 

 

画像元:MSCI

 

 

以下が主な構成国の比率です(10月31日現在)

 

 

 

画像元:MSCI

 

 

お気づきの人もいると思いますが、
MSCIワールド指数は
MSCI ACWI指数(全世界株式の指数)と「85%以上」被っています。

 

最後に、REIT、株式だけでなく、債券でも、日本を含む「先進国債券インデックスファンド」のような商品には、相応のニーズがあると考えます。

 

 

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