バランスファンド, リタイアメント・資産の取り崩し

8資産均等型ファンドはリタイア時の『上がり』の道具になり得る?

2023年11月22日


こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」をはじめとした、8資産均等型ファンドは、

 

どの投資対象も、贔屓しない。
みな同じくらい、信じていない。

 

という『特徴』を持っています。

 

 

俗にバランス型ファンドは『初心者向け』のツールと解されますが、それはちょっと舌足らずではないでしょうか。

 

 

 

 

 

バランス型ファンド、

特に『8資産均等型』は
これからリタイアを迎える人の、

 

『あがり』の投資信託になり得ます。

 

 

わたしが長年お付き合いがある友田さん(仮名)を
「具体例」として挙げてみましょう。

 

 

友田さんは
個別株、投資信託、外国債券、ワンルームマンションなど、

20年前は実にさまざまな形態の資産をお持ちでした。

 

 

不定期に面談を重ねる中で、

ETFを中心としたポートフォリオに組み替えられ、その後リタイアメントを機に、8資産均等型の投資信託と、

預貯金+個人向け国債変動10年という、

超シンプルなご資産体制に移行されました。

 

 

 

リタイア後、『資産を取り崩す生活』が始まったわけですが、

リスク資産は8資産均等の投資信託のみとなり、


「取り崩しがほんとうに楽。」

とおっしゃっています。

 

 

ところで、上記ポートフォリオ、

 

なぜ「安全資産」が 32% かと申しますと、
8資産均等型のファンド内で12.5%「国内債券」を保有するため、これと32%の預貯金等を含めて、
安全資産を(トータル資産から見て)おおよそ40%にされたかったためです。

 

 

 

 

 

友田さんは毎年1月に、
トータル資産(預貯金等+投資信託)の 3.5% を、
その年の「生活費充当」のために取り崩しています。

 

正確にいえば、
毎年1月に、

ずれた『資産配分』がおおよそ

 

預貯金等 32%  8資産均等型 68%

 


に戻るよう、

 

トータル資産からの
資産の取り崩しを行っているのです。

 

 

加えて7月には、取り崩しを伴わない、純粋なリ・バランスのみを実施しています。

 

つまり1月、7月の年2回の「リ・バランス」
毎年1月に年1回「取り崩し」というスケジュールです。

 

 

 

 

 

老後の生活に入る人にとって大切なのは
より高いリターンを実現することではなく、
適切なリスクの管理法を実践することです。

 

金融市場の変わり様は「不規則」であり、
どの国・地域の
どの資産が(来年)有利になるかは分からない。

 

この、ゼロベースでの『無知の知』を自覚し、


自分の感情、自身の予測の触発によって
特定の「投資対象」を買い増したり、解約したりすることがないよう、

 

 

8資産均等型のバランスファンドでリスク資産を『固定』する。

 

 

 

 

どうでしょう?

上記資産配分を見れば、

 

どの投資対象にも味方していない。

 

と実感しませんか。

 

 

一見単純そうに見えて、
高度な良識を要する戦略だとわたしは思います。

 


最後に、数多の投資スタイルを試されてきて、

最終「バランスファンド」に辿り着くことを
当クリニックでは『ブーメラン現象』と呼んでいます。

 


カテゴリ:バランスファンド, リタイアメント・資産の取り崩し

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