その他・雑記

自営業者(フリーランス)は2つの緊張感を抱えています

2023年11月14日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

今日は投資とは関係のないお話です。

 

自分で言うのもなんですが、
自営業(フリーランス)をやっている人は、
少し自意識過剰なところがあります。

 

その舞台が30センチ四方であれ、
50メートルの大きな壇上であれ、

自分をアピールしないと、
とてもやっていけないからでしょう。

 

 

 

 

 

自分の身体ひとつが頼りであり、

必死に手や足を動かし
(また)口も動かし、
「やってます!」感を懸命に出します。

 

 

たとえば、巷の声として、

 

独立して自分で仕事してる人って、
自分が!自分が!と自己主張が強いじゃないですか。
わたしなんて控えめな人間なのでとても無理です。

 

という声をたまに聞きますが、

 

 

それは
ちょっとした『勘違い』かもしれません。

 

 

ホントは逆なのです。

 

 

たまたま独立して自分で仕事を始めてしまい、
それを続けるために、

―いわゆる環境適応の過程で、―

 

「自分が!」「自分が!」という
キャラクターに変遷してしまうのです。

それが今のわたし(笑)

 

信じてもらえないかもしれませんが、

23年前は本当にピュアな
内気で心配性なA型キャラだったのです。

 

 

 

 

 

それが
独特な緊張感に晒されることで、
だんだんとキャラが変節してきました。

 

自営業を続ける中で
晒されてきた「緊張感」の正体とは・・?

 

 

他者に評価されないと死んでしまう。

 

 

という緊張感なのかもしれません。

 

 

どんな自営業者であれ、
お客さん(取引先)がいます。

その人、
あるいは団体に評価されて、
はじめて報酬を受け取ることができます。

 

報酬をもらえなければ
(詰まるところ)死んでしまうわけです。

 

そして
報酬を受け取り続けるためには、

何らかの価値を
「ワタシ」に感じていただかないといけません。

 

なので、
変わるしかないわけです(笑)

 

 

 

 

より正確にいうなら、

自営業者(フリーランス)は、
自分が!自分が!という 自己主張狂 ではなく、

 

他者 = マーケットが、
何を望んでる? 何を望んでる?という「ニーズ」の妄想狂 なのかもしれません。

 

 

何を望んでる? 何を望んでる?
という他者(潜在顧客)を、

もう無意識に思い浮かべてしまうのです。

 

軽い病気? いや、泥臭い習慣なのかもしれません。

 

たとえばわたしは、

お風呂に入っているときも、
突如浮かんだアイデアを忘れないために、
浴室にポスト・イットとペンが欲しい!という人間になってしまいました(笑)

 

 

 

 

 

「話」は変わりますが、

 

資本主義という名の競争社会については、色々な意見や批判があると思いますが、わたしは基本「是」と見ています。

 

現存する中では、
ベストに近い社会の仕組みだと思っています。

 

 

なぜなら、
ふつうの人間は、

他者の評価を気にして初めて
頑張ろうとするからです。

 

わたしも個人的に、
『競争』がないと、努力できないと自認する人間のひとりです。

 

 

 

 

 

ちょっと思い浮かべてみてください。

 

モノやサービスがあちこちで評価され、
他者(顧客)があれを選ぶ、これを選ぶが連続的に起こっています・・、

それに刺激を受け、考えさせられ、
供給側の絶え間ない努力(競争)が続く・・、

 

その中で、
モノやサービスの内容が進化し、
その中身が多様化していく・・

 

 

結果、もっとも利益を得るのは?

 

 

実は あなた(顧客)です。

 

 

 

 

 

(多少大げさな言い方になりますが、)

わたしが毎日ブログを更新して、
これくらいのレベルの文章が書けるようになったのも、

 

資産運用に関する「お悩み」を類型化し、
その解決策を提示できるようになったのも、

すべて健全な競争を促す社会のおかげだと思っています。

 

わたしは『競争』がないと、努力しない人間なのです。

 

 

マーケットと直につながり、
他者(顧客)と直につながり、

他者の「評価」獲得をめぐって、
大小さまざまな競争にこれまで揉まれてきましたが、

 

結果そのような環境に、わたしは鍛えられているのです。
感謝しかありません。

 

 

厳しくはあるが、フェアで潔い自由な競争空間(マーケット)を、わたしは嫌いではありません。

 

自営業者(フリーランス)は

それが30センチ四方の舞台であれ、
50メートルの大きな壇上であれ、

誰もが筋書きのないドラマの「小さな主役」であります。

 

 

 

 

 

その中で、
誰しも、

今日の行いが
明日の自分を作るんだ・・という「緊張感」を抱いているはず。

 

わたしがたとえば18時過ぎに、
もう少し頑張ろうと思えるのは、

「努める」という感じではなく、

 

「今日、たった今、自分がどう振る舞うかで、
明日の自分、来週の自分が形作られてしまう」ことを実感しているからなのでしょう。

 

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