世界投資的紀行

カラダは日本に。お金は世界に。

2023年10月10日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

いきなりですが『クイズ』です。

下記「数字」を見て、
何を表しているかお答えください。

 

準備はいいですか?

よーい、スタート。

 

89年    38915円
08年    128,000,000人
11年    75.32円

 

 

どうです? 分かりましたでしょうか。

 

 

 

 

【答え】は・・、

 

1989年   日経平均株価の最高値
2008年   日本の総人口のピーク
2011年   円の最高値(対ドル)

 

 

日本の総人口は
2008年がピークだったと言ってよいでしょうが、

日経平均株価、円高は
最高値を更新するかもしれません。

 

 

当たり前ですが、

私たちは日本に住んでいる限り、
日本が取り巻く経済的状況から無縁でいられません。

 

といいますか、
「もろに」影響を受けます。

 

 

カラダが日本にあるということは、
基本「円」で収入を得て、
「円」でお金を使うということ。

 

 

 

 

 

例えば、です。

現在、
イスラエルとハマスが戦争状態となっています。

これにイランや他の湾岸諸国も加担してくれば、
中東地域の原油生産、輸送に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

電気料金やガソリン代が、
「原油価格の上昇」×「円安」という
ダブルパンチで値上がりすれば、

私たちの暮らしへの影響は看過できません。

 

あなたもわたしも、
たとえ電気料金が34700円になっても、

別の国に越すわけにはいかないのです。

 

あなたのお仕事もそうです。

 

カラダが日本にある限り、
ふつうは日本の会社で働き、

(たとえフリーランスでも、)
日本の商慣行に従い、
基本、日本のお客様の需要に応えるべく、商品やサービスを提供しています。

 

 

 

 

やはり、
日本が取り巻く経済的状況に「もろに」影響を受けるのです。

 

これが『カラダが日本に。』の制約です。

 

 

おまけに
あなたの体は、
上肢はメインのお仕事を、

下肢の、右足だけはコーディングの副業を、
左足のほうは日本語教師のアルバイトを行う、

みたいには出来ません。

 

カラダ自体を「分散」させて、
それぞれ別個に機能させることは不可能であるためです。

 

 

そもそも、
体は「ひとつ」ですから。

 

 

けれど、お金は違います。

 

 

 

 

お金は、
あなたの意思表示次第で、
いくらでも高度に「分散」できます。

ひとつの体、ではないのです、お金は。

 

昭和の日本人の弊害は、
―20代までの私もそうでしたが、―

お金を、

 

『600万円 郵便局の定額貯金』のように、
ひとつのカラダみたいに、
固定で捉えていたことでしょう。

 

 

ホントは
あなたがお金にorderして、

はい、この部分(100万円)は普通預金に、

 

この部分(300万円)は
NISAの積立投資の原資に、

この部分(100万円)は
個人向け国債変動10年の買付けに、

というふうに、

驚くほど細かく「分散」させられるのです。

 

つまり、バラエティー豊かな『お金の色』を自分で多彩に構成できるということ。

 

 

 

 

 

カラダは日本に。お金は世界に。というキャッチでいえば、

 

NISAの積立投資の原資とする、
この部分(300万円)については、

たとえば日本を含む
世界の47ヵ国の、
さまざまな大企業「2800社」以上の株式に、あなたのお金を変換させることも出来ます。

 

別にパスポートも、
法務省や外務省への書類提出も、ビザも注射の接種も要りません。

 

いるのは、
あなたの意思表示だけ。

 

 

カラダは自国に。お金は世界に。

 

上記は世界中の個人投資家が、地味にコツコツ実践していることなのです。

 

 

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