NISA活用法, 投資の発想法

分散するからこそ投資ができる人は、集中投資をしてはいけません(それは「新NISA」でも同じです)

2023年9月21日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

世の中には『2種類』の投資家がいます。

 

1.集中投資が出来る人
2.分散するからこそ投資が出来る人

 

あなたはどちらのタイプですか?

 

 

わたしは2.のタイプです。

 

 

 

 

株式(株式会社)は400年超の歴史がありますが、

 

20世紀に入るまで、
市場での投資のやり方は、
ひとつひとつの「株式」を選ぶ方法のみでした。

 

つまり、
『集中投資』しか選択肢がなかったのです。

 

 

わたしのような、

 

2.分散するからこそ投資が出来る人 は、

 

株式市場そのものが高度化し、
多数の銘柄をパッケージ化した「投資信託」という道具が登場し、

かつ、その投資信託の種類が
多様化してはじめて『投資家』になれたくちなのです。

 

 

ところで間もなく「新しいNISA」が始まりますね。

 

 

 


これから数ヵ月間で、世の中で勢いを増す情報が、
わたしにはなんとなく分かります。

ひと言でいうとこうです。



せっかく「大きな非課税枠」があるんだから、
期待できるリターンが高い商品も購入してみようよ!



関西弁)

せっかく「大きな非課税枠」が出来るんやから、
投資信託だけやなくて、もっと期待リターンが高い株(かぶ)も買うべきちゃうか。



ん?

あなたはこの「ひと言」どう思いますか? 

ちょっと魅力的に聞こえましたか・・?

 

 

 



わたしが『新NISA』でもっとも危惧すること。

 

それは、

 

2.分散するからこそ投資が出来る人 が、
『集中投資』に 邁進?してしまうことです。

 

 

 

 

 

何銘柄かの株式に投資する、

1.集中投資が出来る人は、

本質的に『リスクテイカー』の性格を備えています。

 

 

己の嗅覚を信じて、
具体的な対象に
果敢にリスクマネーを供する人です。いわば、

 

「とんがっているわけです!」

 

 


わたしは全然とんがっていません。

どちらかというと、臆病で心配性です。

 

だから、

2.分散するからこそ投資が出来る人 なのです。

 

 


誤解がないように申し上げると、1.集中投資ができる人は、新NISAでも「成長投資枠」で果敢に個別株式を買っていけばよいのです(その人の『スタイル』の実践ですから!)

 

 

問題は・・?

 

2.分散するからこそ投資が出来る人も、

新NISA = 大きな非課税枠を有した超魅力的な制度 と映ってしまうと、ちょっと気持ちが舞い上がってしまう点でしょう。

 

 

新NISAとは、

「もうちょっとリスク取ってもいいんじゃないの?誘導装置」なのです。

 

 

 

 

 

(実は)新NISAは、利益に対して非課税という優遇措置がある「箱」に過ぎません。

 

新NISAを使ったからといって、
投資そのもののリスクは1グラムも軽減されません。

(特定口座で株式インデックスファンドを保有する場合と全く同じです。)

 

 

ところで、優待目的であれ、配当金目的であれ、値上がり目的であれ、個別株式を「1つ」持つということのリスクとは?

 

 

 

 

上記グラフの左端をご覧ください。

銘柄数「1」をイメージしてみましょう。

 

たったひとつの『株式』を持つという投資スタイルは、

市場全体を覆うインデックスファンドに比べて、
10倍激しいリスク要素を負うと考えたほうが良さそうです。

 

なぜなら、ひとつの株式を持つとは、

 

その会社の『個別リスク』と、
『市場全体のリスク』を併せて背負うことに他ならないためです。

 

 

また『歴史のお話』です。恐縮です。

 

 

 

 

 

(そもそも)どうして「投資信託」という道具が待望され、そして生まれたのでしょうか?

 

株を保有した場合の、個別の要因リスクをなるだけ小さくしたいと願う投資家が多かったためです。

 

 

極端なハイ・アンド・ローになる個別株式投資だけでなく、政策的に銘柄の分散を施したパッケージ商品を作ろうということで「投資信託」が世に登場しました。

 

その後、ようやく、

2.分散するからこそ投資が出来る人 が誕生したのです。← ココ、大事。

 

臆病だからこそ、何とか同じ姿勢を保ち、気付けば15年くらい積立投資が続いているよ・・というのが、ふつうの投資家の典型例なのです。

 

 

 

 

世の中には『2種類』の投資家がいます。

 

1.集中投資が出来る人
2.分散するからこそ投資が出来る人

 

あなたはどちらのタイプですか?

 

 

カテゴリ:NISA活用法, 投資の発想法

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