お客様から送られてくる2行のメール
2023年8月25日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
毎日ブログを書いていますと、
反応がよいもの、反応が芳しくないもの、いろいろあります。
中には「えっ、そういうのお好きですか?」というような、予想外に反応が良かった記事もあります。
その中の一つが以下の記事。
自身のポートフォリオ(投資の型)を決めたら、
ちゃんと定期的にズレを調整してあげる。それが『リ・バランス』です。
そして、
内側であれ、外側であれ、
『リ・バランス』とは孤独な「メンテナンス作業」なので、
あー、億劫だなぁ、さぼろうかなぁ・・と思ってしまう人は意外に多いものです。
そんなときわたしは、
『2行だけのメール』を
送っていただいて構いません。
と、お客様に申し上げます。
挨拶とか、
かしこまった文章とかは全然「なし」で、
シンプルに、
今年もリ・バランスしました。」
という2行だけでOK。
『誰かに報告をする』ことで、
「資産管理」=メンテナンス作業 が継続しやすくなるなら、お安い御用であります。
わたしを使ってくださいと、お客様に言うわけです。
そして実際、当クリニックには、
不定期にいくつも「2行だけのメール」が送られてきます。
わたしが返信するときも2行だけ。
カン・チュンド拝」
次に、リ・バランス以上にエネルギーを要するのが、
『お引っ越し』と呼ばれる作業です。
これまで保有していた投資信託、個別株、債券などを解約し、ほんらい持つべきファンドのみに集約するため、大掛かりな『お引っ越し』を行うわけです。
たとえば、
20か月も30か月もかけて『大・お引っ越し』をする場合、途中で心が折れてしまいがちになります。
そのような場合に、
シンプルに、
3回目の引っ越し、今日終わりました。」
みたいなメールを、
送っていただいて結構ですよ、と申し上げたりします。
簡単なメールを送ることで
お引っ越しが貫徹しやすくなるなら、お安い御用です。
投資を続けることは才能でも努力でもなく、
単なる『習慣』であったりします。
その、習慣に至るまでの道のりが、
ときにヘビーだったりするわけです。
『誰かに報告する』という行為によって、
暮らしの確固たる習慣を手に入れることが出来るなら、それはとてもハッピーなこと。
折しも、来年から「シンNISA」が始まるため、
20か月、30か月をかけた、
いや、下手をすると、
50ヵ月も60ヵ月もかけることになる、
資産の『大引っ越し』ニーズが顕在化します。
どうか億劫にならず、
リ・バランスも、資産のお引っ越しも貫徹するようにしましょう。
カテゴリ:わたしのFP修行