投資の発想法

投資対象を絞り込むための3つのクエッションとは?

2023年6月19日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

まずは『結論』から。

当記事で謳う3つのクエッションとは?

 

1.「単品」「パック商品」への投資、どっちで行く?
2.「ゼロサム」「プラスサム」への投資、どっちで行く?
3.「インカム」「キャピタル」への投資、どっちで行く?

 

 

仮にあなたが興味・関心の赴くまま、
ランダムに
『投資対象』を選んでしまったりするとどうなりますか?

 

もう収拾がつかないほど、
さまざまな類の
「金融商品」で溢れかえってしまう可能性があります。

 

 

 

 

ですので、
『種類分け』ではないですが、

最初から、
投資のスタイルを
大まかに分類してあげて、

 

「どっちを選ぶ?」のスタイルで、

その投資対象の『特徴』を知ったうえで
順次チョイスしていけば、

あなたが進むべき方向が、
スッキリ簡単に決められるようになります。

 

ということで・・、

 

 

投資対象を絞り込むための
1つめのクエッション、よろしいですか?

 

 

〇「単品」、「パック商品」への投資、どっちで行く?

 

「単品」とは?

具体的な銘柄に投資するやり方です。

 

たとえば、

 

〇 満期が10年のアメリカ国債を買う
〇 三菱商事の株を買う
〇 ダイアパレス中野坂上1104号室(ワンルーム)を買う、など。

 

いずれも何に投資をしているかが明快で、
潔く投資対象を絞り込んでいますね。

 

 

 

 

 

それぞれ、投資対象固有のリスクはありますが、
「何を買うか」という観点では
たいへん分かりやすい投資ではないでしょうか。

 

 

それに対して「パック商品」とは?

 

たくさんの「単品」を集めて、
大きなフクロに詰め込み、
パッケージ化した商品のことです。

 

 

 

このフクロの中に↑
例えば数百の株式を詰め込むわけです。

 

 

株式にしろ、
債券にしろ、不動産にしろ、

何百という銘柄を同時保有するため、

 

「単品」への投資に比べて
期待リターンは下がり、
同時にリスクも分散され、リスク量は小さくなります。

 

なお、上記『大きなフクロ』そのものを一般的に 投資信託 と云います。

 

 

 

投資対象を絞り込むための
2つめのクエッション、よろしいですか?

 

〇「ゼロサム」、「プラスサム」への投資、どっちで行く?

 

 

 

 

 

ゼロサムへの投資とは?

投資に参加するプレーヤーの
損得の合計がゼロになるというもの。

いわゆる、

 

誰かの得(プラスリターン)は、
誰かの損(マイナスリターン)で成り立つパターンですね。

 

株式の短期売買やFXがこれに当てはまります。

 

では、
プラスサムへの投資とは?

投資に参加するプレーヤーの
損得の合計(Sum:サム)がプラスになるというもの。

 

 

あなたが
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを買って、

そしてわたしが
ニッセイ外国株式インデックスファンドを買っても、

私たちが
リターンを奪い合ったり、

あなたの利益が、
わたしの損失になったりすることはありません。

 

もしも、
先進国の株式市場が総体として上昇を続け、
私たちがファンドを保有し続けることが出来れば、

あなたも、
わたしも「プラスの収益」を得られる・・

これがプラスサムのイメージです。

 

 

 

さて、

投資対象を絞り込むための
3つめのクエッション、よろしいですか?

 

〇「インカム」、「キャピタル」への投資、どっちで行く?

 

「インカム」への投資とは?

定期的な収入を得ることを
投資のメイン目的とすること。

 

「キャピタル」への投資とは?

定期的な収入はガマンして、
長期的な値上がり益を優先させる投資スタイルを指します。

 

 

もしわたしが66歳で、
今年の夏に引退するなら、

「インカム」への投資に切り換えてもいいでしょう。

高配当株ETF(できれば世界株型)とか。
REITもいいですね。

 

 

が、あなたがまだリタイアまで10年超あるなら、
途中で「実り」(インカム)を受け取ってしまうと、
元本の成長がそれだけ遅くなってしまいます。 課税もされてしまいますし。

 

 

ただし、定期的に収入(インカム)を得たいという気持ちもよーく分かるのですよ。

なんと言いますか、
投資を頑張っている自分に「ご褒美」が欲しいという気持ち。



ただし、円建てにしろ、ドル建てにしろ、
都度もらっている分配金や配当や家賃収入を、

ただ積み上げているだけの人が多いのも
(これまた)事実なのです。

これって「もったいなくない」ですか?

 

 

 

 

ちなみに、
わたしが目指すべき投資は、

『パック商品』
『プラスサム』
『キャピタル型』と考えています。

 

その理由は・・?


華やかさも、ワクワク感もないけど、
(また、途中のご褒美(インカム)もないけれど、)

 

【時間】という価値創造装置にすべてを委ねて、投資には時間を割かずに、のんびり手間いらずで投資が続けられるためです。

 

 

最後に・・、

自分が望んでいる投資の「方向性」と
自分が選んでいる「金融商品」が合致していないことほど、不幸なことはありません。

 

あなたも『3つのクエッション』
よーく考えて答えてみましょう。

 

そして、あなたが望む投資の方向性と、保有している金融商品の間にズレが生じているなら、恐れずに、修正作業に取り掛かってください!

 

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