川上さんのカミングアウトのしかた(投資やっています編)
2023年6月18日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
だいたい通勤というのは一人ですね。
ひとりで電車に乗ったり、バスに乗ったりします。
眠っている間に見る「夢」も、一人です。
コツコツ投資を行っているあなたにも当てはまるかもしれません。
どこか言いにくい面があります(家族にも、友人にも。)
さて、あなたは今、サンマルクカフェで
職場の同僚とアイスコーヒーを飲んでいます。
ふたりはこの夏の『ボーナスの話』で盛り上がります。
話の流れが、
という方向に行ったので、
あなたはちょっと呼吸を整えてから、
「ワタシ(実は)投資やってるんだ。」
とカミングアウトしました。
同僚としては、もしかすると、ですが、
投資やってる ⇒ お金を増やそうとしている ⇒ 凄技? ⇒ 鋭敏? ⇒ 肉食? ⇒ 別世界・・・・と、勝手に「ことばの連想ゲーム」が始まっていたりするかもしれないわけで。
まして、
【インデックス投資をやっているんだ。】と言ってしまえば、
あなたの同僚の「?」「?」の数は増すばかりです。
「なに、それ!?」
「それってFXとか、なにかそういうのに近いの?」
「株(カブ)みたいに、ゼロになっちゃうことないの?」
投資のカミングアウトのしかたってけっこう難しいのです。~
ちょっと言い方を間違うと、マニアックな雰囲気になってしまうので、もう少しマイルドな言い方にしたほうが良いかもしれません。
ちょっと練習してみませんか?
「あのねー、実はワタシ、
投資信託を毎月積み立ててるんだ。」
これが模範的な言い方かもしれません。
「インデックス」よりも
「投資信託」という言葉のほうが知名度は高いでしょうし、
「毎月・積み立て」は、
ちょっと安心感のあるワードであったりします。
ちょっと時間を置いて、市場全体への投資とか、インデックスとかの言葉を出したほうがよさそう・・。
ただし、あなたがいくら噛み砕いて説明を試みても、
「的外れなリアクション」は大いにあります。
たとえば、
投資に関する話を少しでもすると・・
「へえ~、川上さんってけっこうお金持ってるんだ。」
「意外とそっち系の人だったんだ。」
などなど。
固定観念とは恐ろしいものです。
そして、『ベール』を顔の周りに覆うみたいに、
私たちはどこか本能的に「投資をしている自分」を隠そうとします。
投資に対する「よくないイメージ」はまだまだ根強いですね。
しかし、逆説すれば、
その「固定化されたイメージ」を変えられるのも、
(他ならぬ)投資を行っている、
あなた、ではないでしょうか?
例えば、休み時間に同僚が
「老後のこととか考えたら、なんだか不安だよ。」とこぼしたら、
当たり前に(ふつうに)
「ワタシは投資信託で積み立てしてるよ。」と答えられる世の中になっている。
そのためには、
あなた自身が、ごく自然に、
「ワタシは投資信託で毎月積み立てしているよ。」と、
「旗」(意思表示)を掲げてみることが大切なのかもしれません。
別に恥ずかしいことをしているわけではありませんし。
川上さん(仮名)が、文字通り川の上流から「ワタシ投資信託で積み立てしてるよ。」とカミングアウトすることで、その爽やかな表明は、下流のほうに時間をかけながら広まっていくはずです。
ワタシは投資信託で積み立てしてるよ。
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カテゴリ:投資の発想法