100年ライフプラン, リタイアメント・資産の取り崩し

「お金」と「時間」の4つのステージ

2023年4月21日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

わたしは55歳間近です。
最近、お金と時間の『バランス』について考えます。

 

ずっと遡って、
あなたが20代の頃は、

圧倒的に お金 < 時間 の状態だったはずです。

 

もう新しいコトの連続で、
時間は無限にあるように思えます。

 

 

ところが、川の流れが岩や壁を侵食するように、
時間は徐々に徐々に流れ、

そしていつの間にか
お金 = 時間 が近づいてきます。

 

この現象は、真面目に働いて
残るお金が積み重なった部分と
時間が徐々に消費されていった部分の「合作」の結果です。

 

 

 

 

お金 = 時間 となるのは、
肌感覚でいえば50代の頃でしょう。

 

若い頃には絶対に吐かなかったセリフ、

 

「もう、時間が無限にあるわけではない。」と呟き始める頃です。

 

 

しかし、毎日あれやこれやと忙しいため、

私たちは気付かないうちに
お金 > 時間 というステージに突入してしまうのです。

 

 

ちょっと整理しておきましょう。

 

人は加齢とともに、

お金 < 時間

お金 = 時間

お金 > 時間 という『3つのステージ』を経験していく。

 

 

そして最期は?

 

時間が「ゼロ」になり、
いくばくかのお金が残る。

 

 

もちろん時間の「ゼロ」に合わせて、
お金も「ゼロ」に出来れば理想なのでしょうが、それは現実には難しいものです。

 

 

 

 

 

このように人生を俯瞰すれば、
それぞれの『特徴』は理解できるはず。

 

 

【時間】の特徴とは?

 

一方向に(かつ時系列に)逓減していくのみ。

その規則性は鋼のように強固です。

 

 

では【お金】の特徴は?

 

一般には若い頃は少なく、壮年、老年にかけて増え続け、多くの人が「それなりのお金」を遺したままで、時間「ゼロ」になってタイムアップします。

 

 

あれ?

これではやはりズレが生じてしまいます。

 

 

 

 

 

最期に、
時間が「ゼロ」になり、
いくばくかのお金が残るのみで、

お金も「ニアリーゼロ」に近づけたいのなら、

 

 

人は加齢とともに、

 

お金 < 時間
お金 = 時間
お金 > 時間
お金 = 時間
という【4つのステージ】を踏んでいくよう努めるべきなのでは?

 

 

このセリフ、半分はわたし自身に対して↑言っています(笑)

 

 

       お金             時間

 

 

つまり、仮に60代で お金 > 時間 の状態に気付いたのであれば、

最終、お金 = 時間 に戻すべく、

 

 

意識して、
資産の取り崩し ⇒ お金を用いる という新たな『習慣』を身に付けるべきでしょう。

 

 

そして、
資産の取り崩しなる「下り道」を実践するためには、

もうすでに55歳、56歳ごろから、

 

 

いずれ自分にも、

 

「お金 > 時間」 ⇒ 「お金 = 時間」に至るプロセスが待っているのだという、

 

セルフイメージを醸成しておくことが大切なのです。

 

 

 

 

あなたが思う以上に「早く」
かつ「意識しながら」お金を使わないと、
結局、お金を残したまま人生が終わってしまうよ・・と、

書籍『DIE WITH ZERO』は説いています。

 

 

 

【おまけ!】


人生の有限性が
イマイチ分かりにくいと感じる人には
『あなたの「残り」の人生時計』というアプリをお勧めします。

ふと空き時間が出来たときなど、ぼぉーっと眺めてみてください。

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