100年ライフプラン, お金の摩訶不思議

あなたが資産運用すると、言葉と行動両方で子どもにその重要性を伝えることができます

2023年4月14日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

親子の間でも、もちろん「お金の話」はします。

 

親御さんがあなたのことを心配して
「ちゃんと食べてるのか?」と聞いてくれるのは、
『お金は足りているか?大丈夫か?』という意味ですし、

『ムダ遣いしないでちゃんと貯金しなさいよ』という言葉も、子どもを思う親心そのものです。

 

しかしなぜだか、

 

『こんなふうにしてお金を増やしていきなさいよ。』

 

みたいなアドバイスはあまり聞かれません。

 

 

その理由は簡単で、
親御さんのほうは
「資産運用」に取り組んだ経験がないためです。

 

 

 

 

以前「まくはりFPオフィス」のコラム記事を読んでハッとさせられました。

 

 

 

上記記事内に、次のような文言があります。

 

 

「資産運用を知って、実際に始めて一番良かったことは、それを子供に伝えることができるようになったこと」

 

先日、お客様からいただいた言葉です。

 


素敵な言葉だと思いませんか?

 

 

日本では未だ
投資をしたことがない人のほうが、
(している人より)圧倒的に多いのが現状です。

 

 

ということは、
これから資産運用を知るお父さん、お母さんがたくさんおられるということ!

 

 

相談業務の中でしばしば気付かされるのは、

ご本人の『運用相談』ではあるが、
どこかで、お子さんのことを気に掛けている相談者さまの『姿』です。

 

 

 

 

 

カウンセリングの余りの時間、
最後のところでたまに展開されるのですが、

 

「カンさん。娘もやっぱり投資をしたほうがいいでしょうか?」

 

 

「息子のことなんですが、今から運用のことを聞かせるって早すぎますか?」

 

というような気持ちを吐露されることがあります。

 

 

子であっても、親であっても、
同じくらい大切な『事項』、それがお金なのです。

 

これまではご両親から、

お金を得ること(=働くということ)
支出を管理することについては、アドバイスが出来ました。

 

それは親御さんも『経験』してきたことだからです。

 

そう、キーワードは『経験』。

 

 

 

 

 

これから資産運用を実践するお父さん、お母さんが増えてくると、その『後ろ姿』を見る子どもさんも増えます。

 

 

実際、小さいときから
リターンの数字や、リスクの大きさや、

株式市場やファンドや、経済のニュースや、
運用の報告書や税制優遇の投資口座について、耳から入ってくる情報が存在する子供になるわけです。

 

これってスゴイこと。

 

 

たとえば父親から、

 

「サトシ、投資って思っているほど難しいものじゃないんだぞ。」

 

という26文字を聞けることそのものが(なんと言いますか、)財産なのです。

 

 

 

 

結局のところ
資産運用に取り組めるか否かは、

高度な決断を要することでも、知識の量でもなく、単に『環境』『習慣』だったりします。

 

 

また、それは「言葉」だけではありません。


あなたが親御さんとして、してあげられることは他にもあります。

 

 

それは、自分が真摯に「つみたて投資」を続けることです。

 

 

子は親の背中を見て育つわけですから。

 

お子様のために『ゼロ歳』から、
未成年口座(特定口座)を開いてあげて、積立投資を始めることは出来ますし、

2024年から『シンNISA制度』が始まります。すでにお子さんが18歳になっているなら、毎月1000円だけ積立投資を始められるよう、レールを敷いてあげることも出来ます。

 

 

 

口座の種類や金額ベースは違っても、
「親と子で、同じ投資信託を保有しています。」という事象がこれから日本でも広まることでしょう。

 

それは「マックで、親子一緒にビックマックを食べたことがあるよ。」という事実とまったく変わらないのです。

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