55歳の声を聞いたら意識して『初めての○○』を作ってみよう
2023年3月12日
こんにちは。
投資信託クリニック代表の カン・チュンド です。
池澤 夏樹 著
「スティル・ライフ」の最初の文章が好きです。
この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。
世界はきみを入れる容器ではない。
世界ときみは、二本の木が並んで立つように、
どちらも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。
上記「ことば」をあえて続ければ、
となるのでしょうか。
わたしが何かを認識するとき、それはわたしの頭の中で起こりますが、認識すること全ては「世界との折衝の結果」です。
世界を「主人公」に据えれば、
あなたやわたしの人生なんて、
世界という『本流』に、
ひと時吹いている『そよ風』みたいなものです。
わたしは来年55歳になりますが、
この年になるとありがちな「悪しき傾向」とは何でしょう?
「ああ、それはもう知ってるよ。」と、何もかも分かったような気分になること。
でもまあ、致し方ない面もあるのです。
ある程度年を重ねると、
いろいろなモノ、コトに対して妙に慣れてしまうため、驚きや新鮮さが失われていきます。
そんなときは、
日本テレビ系の
「はじめてのおつかい」を観るに限ります(笑)
わたしたちが「はじめてのおつかい」に共感し、
ときに涙してしまうのは、
誰もが(自分なりの)
『初めての・・』を覚えているからでしょう。
見たことがない「風景」にいきなり投げ出され、
なんとも言えない「心細さ」を感じる。
頼るべき人もおらず、
これまでの行動様式も役に立たない状況に陥り、
でも、そこから必死に物事を切り拓いていこうとしますよね?
自分から意識して『初めての○○』を
作らないといけないのかもしれません。
あっ、今「あなた」に宛ててお話していますよ!
たとえば『はじめての・集まり』に出向いてみる。
『はじめての・料理』に挑戦してみる。
『はじめての・趣味?』
『はじめての・映画?』
→ あなたはイラン映画など観たことがありますか?
(アスガー・ファルハディ監督なんて
「別離」などきめ細やかな作品を撮っています)
わたしは去年から
『初めての・Twitter(スペース)』に挑戦しています(^^)
私設ラジオみたいなものです。
『初めての・Vtuber』も面白いかもしれません。
今は音声を入れるだけで勝手にアバターが喋る動画を作ってくれるソフトもあるのだそう。
『初めての○○』を、
自身でいくつ持っているかによるのではないでしょうか。
たとえば50歳を超えて
『はじめての資産運用』を経験するあなた。
ちょっと緊張しますよね。
運用の方法論や考え方も
十分刺激的かもしれませんが、
運用を学ぶ中で付随的に気付かされる
「世の中のあり様」の再発見こそ、資産運用の意外な効用なのです。
どうぞ「初めての〇〇」をコツコツ続けてみてください(^^)
カテゴリ:100年ライフプラン