お金の摩訶不思議

お金の大切さを子どもに教える

2023年2月18日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

5歳の頃、
100円玉一つは宝石のように輝いていました

小学生の時、
お小遣いをもらって
「何を買おうか?」と考える時間がいちばん楽しかったはずです

 

生まれて初めてバイトを経験した時は、
お金の有難みを実感しました
(親への感謝の気持ちも芽生えたのでは?)

 

誰にもお金との『歴史』があります。

 

 

例えば大学に行くために
「奨学金制度」を利用した人は多いでしょう

お金を活用して
人生のステージを上っていくんだという自負がありました

 

 

 

 

社会人になってからは、
文字通り生きるために「お金」が必要です

 

家族が出来て、住宅ローンを組んだ人はどうでしょう?
お金を借りて大きな資産を手にするわけですから、負債を返していく責任が生じます

 

 

 

 

お金にストレスを感じることも、
手を合わせてお金に感謝することも幾度も経験して、

あっちに行きこっちに来たりするうちに、
私たちはあっという間に年を取ります。

 

やがて長い老後が終わると「死」がやって来ます。

命が消滅します。
お金はもう用なしです。

 

 

好むと好まざるに関わらず、
生きている限りずっと付き合う「お金」ですから、

 

親として
子どもにしてあげられることは、
「お金との付き合い」の予行演習をさせてあげること。

 

が、

これが、
言うほど簡単ではないのです。

 

以下「虫とり小僧」さんのツイートです。

 

 

 

難しいものですね。

<あなたは上記ツイートをどう思われますか?>

 

虫とり小僧さんのツイートの、

「苦労」の部分を →「お金の苦労」に置き換えてみると、

親は子どもに
お金のことで苦労をさせたくないと願っているわけです。

 

 

 

 

その結果、子どもは
幼年期、青年期を通じて
お金の苦労を知らずに育ちます。

 

いや、決して上記が「悪い」と申し上げているわけではありません。

 

 

が、
お金の苦労を知らず、
いわば『純粋培養』された状態から、

例えば学校を卒業し就職して、

 

「いきなり自活!」いきなり「お金はめっちゃ大事だよ!」というモードに切り換えることを余儀なくされる子どもは、けっこう大きなストレスを抱えることにならないでしょうか?

 

 

これは、
「競争なんてないのよ。」という建前の中で育ってきた子どもが、

社会人になっていきなり、
「世の中競争だよ。」と言われるのとよく似ています。

 

 

 

 

私たちは
学校を出て、仕事を持って、
自分の人生を歩み始めれば、

どのみち「お金」とガチで付き合わないといけません。

これは宿命。

 

 

だったら、
親と一緒に暮らしている時から、

 

ほろ苦い、ちょっとつらい、嬉しいを含めた「お金の体験」を、予行演習的に【意識して】子どもに積ませてあげることが、親の役目ではないでしょうか。

 

 

「お小遣い」について
厳格であることは重要であるかもしれません。

 

また親と子で、
どんなサービスを受け、どんなモノを所有するのか「厳格な区別」があってしかるべきでしょう。

 

 

 

 

何より『お金』そのものの背後にあるストーリー、

例えば
どうしてお米が買えて(食べられて)
どうして電気代が払えるのか、

 

それは親がキャリアを積んで「仕事」を手に入れて、その結果、『お金』を毎月家に持ってかえってきてくれるからだ。というストーリーの重要性です。

 

懸念材料は『お金』のデジタル化が進むことで、
お金を源泉とした物語を伝えにくくなることでしょうか・・。

そういえば昔は給料袋というものがありました。

 

今はお金を伝えるのが難しくなっています。。

カテゴリ:お金の摩訶不思議

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