100年ライフプラン, インデックス投資全般

86歳の久美子ばーばがトータル資産の8割を全世界株式インデックスファンドで保有するなんて・・

2023年1月30日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

86歳の久美子ばーばは公的年金と個人年金で、
毎月の支出は十分賄えています。

このままいくと、
まとまった資産(ストック)を取り崩すこともなさそう。

 

そこで久美子さんは考えました。

 

「誰のことを?」
もちろん、子どもさんやお孫さんのことです。

 

久美子ばーばは自分の資産を、
次の世代に残したほうが良いかどうかを熟考しました。

 

 

 

 

一週間ほど考えた末、
資産を残すのは子どもや孫のためにならないと思い、大半の資産を寄付することにしたのです。

(ちゃんとその旨遺言書にしたためました。)

 

⇒ そしてこれは、
お金の遺し方として立派な選択肢のひとつだと思います。

 

 

<あるいは別の久美子さん。>

久美子ばーばは熟考した結果、
今ある資産を次の世代に残したほうが良いと判断しました。

でも自分はすでに86歳。

 

「自身の資産」と捉えれば、
もうリスクを負えるような年齢ではありません。

 

したがって久美子さんは大半の個別株式、投資信託を売却し、8割がた安全資産にシフトさせたのです。

⇒ もちろんこれも、立派な選択肢のひとつでしょう。

 

 

 

 

<あるいは別の別の、久美子さん>

久美子ばーばは
今ある資産を次の世代に残したほうが良いと判断しました。

 

空を見上げたら、
大きな雲がクジラのような形をしていて、
そのクジラがこう呟いたのです。

「人には寿命があるが、おカネに寿命はないぞ」と。

 

 

久美子さんは、
これは(そもそも)本当に自分の資産なのか?と自問し始めました。

<久美子さん、いよいよ次のステージへ! >

 

 

 

 

久美子ばーばは
花巻総合公園からイオンモールまでの散歩を続けながら、
「これは自分の資産であって、自分の資産ではないぞ。」と感じています。

 

そして今ある資産を次の世代にバトンタッチする際、
『どんな形で残すのがベストなのか?』に心を砕き始めたのです。

 

 

 

 

まず久美子さんは新幹線に乗って
東京に住む娘に会いに行きました。

家に着くなり娘さんに
「今後の支出の計画」について問いただします。

 

「これから10年でなんか大きな出費はありそうか?」
娘さんは特にない。と答えました。

 

それから娘さんの資産の内容について質問しました。
そんな話をするうちに、
娘さんが「イデコ」に加入していることを知ります。

 

久美子さんはイデコ(iDeCo)の何たるかの説明を受け、娘も投資信託を買っていることをはじめて知ったのです。

 

 

次いで久美子さんは息子に会いに行きました。

「これから10年でなんか大きな出費はありそうか?」
息子さんは「あるとしたらクルマの買い換えくらいかな」と答えました。

 

そして久美子ばーばは重要なアクションを起こします。

 

 

まず、大半の個別株式、投資信託を売却し、
そのお金で「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」を購入することにしました。

 

 

 

そして、娘さん、息子さんに
自分がリスク資産(投資信託)を持っており、
それがトータル資産の過半を占めることを告げます。

(安全資産2割・リスク資産8割のイメージ)

 

ふたりとも心底驚いた様子でした。

 

久美子さんはふたりにこう話します。

 

「この投資信託は、あなたたちに遺す前提で持っている。
もちろんわたしが逝ったあとに、この商品をどうしようとそれは勝手よ。

 

 

でも、わたしなりに考え抜いて、
この全世界株式のファンド、
つまり世界中の株式をギュッと詰め込んだ商品を選んだの。

 

 

こういう資産は世の中がどう転ぼうが、
長い目で見ればそこそこ価値が維持できると考えたの。」

 

 

 

 

・・パーソナルファイナンスでもっとも難しいのは資産の寿命」でしょう。

わたしは、ひとりの人間の寿命とともに、
資産も使い切る(逝く)ことに潔さを感じる人間です。

 

が、そのいっぽうで
バトンを渡す人とバトンを受け取る人が、
「バトンの意味合い」を深く共有し、

実際にそのバトン(投資信託)を
世代を跨いで生かすことができれば、資産寿命は一気に延びるわけです。

(それはそれで、とても素敵なことですね。)

 

 

久美子ばーばは2066年に
お孫さんが全世界株式ファンドを保有する姿を想像できたのかもしれません。

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