インデックス投資全般, バランスファンド

インデックスファンドの活用法は僕たちが作る!?

2023年1月27日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

道具を作る際、作り手のほうは、

 

この商品は、
○○のニーズがある、
だから□□な人たちに使っていただきたい。と、

 

事前に想定するものでしょう。

 

 

ところが出来上がった「道具」は
知らぬ間に己の意思を持ち始めます。

ときに作り手の思惑を超えて応用的に使われたり、
また思わぬニーズに合致して使用されたりもします。

 

これがモノ作りの醍醐味です。

 

 

 

 

インデックスファンドも立派なモノ、「道具」のひとつです。
さっそく使われ方の『具体例』を挙げてみましょう。

 

「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」

 

この道具はなぜ「日本株式」を除いているのでしょうか?

 

 

メーカー側(運用会社)が、
日本株式を除く「全世界株式」に、
一定のニーズがあると読んでいるためです。

(当ファンドは1月26日現在、純資産額が2000億円をこえています)

 

 

ここからは、
#TwitterFundOfTheYear2022(β)」に投票された人の、コメントからピックアップしてみます。

 

じんぐうもりさん!

 

 

はい、よく分かります。

 

基本の型として当該ファンドを購入され、
あとは調味料的に「自分好み」にアレンジですね。

これも立派なインデックスファンドの活用法でしょう。

 

 

マックス@サウナさん!

 

 

 

これも分かりやすい。

高配当の日本株式には根強い人気があります。

運用資産全体のバランスを考えた場合、
「除く日本」の全世界株式は、
マックス@サウナさんのような人には有り難い道具であるはず。

 

 

 

 

上記インデックスファンドは
潜在ニーズが比較的わかりやすいですが、こちらはどうでしょうか?

 

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」

 

 

いわゆる?

いわゆる「八色弁当タイプ」です。

 

 

 

 

一見単純で、
深い思慮などないように思えますが「ユーザー側」はどう感じているのでしょう。

 

 

Pootoさん!

 

 

この、

“あらゆる資産に低コストで手を出してる”

という表現、好きです(^^)

 

 

わたしはこう見えて、
内気で心配性な乙女座(A型)です。

先に「悪いこと」をてんこ盛り考えてしまう性格です。

 

結果、

基本は面白くもない分散、―資産の分散、銘柄の分散、国・地域(通貨)の分散―を、

機械的に(かつ)テッテイして行ってくれる、8資産均等型のようなインデックスファンドに魅力を感じてしまう一人です。

 

 

 

あるいは、年齢と資産額も関係してくるでしょう。

 

 

 

 

一例ですが、株式100%型のインデックスファンドで邁進してきた人が、60歳間近になって、

背中のリスク量を下げ、ミドルのスピードで退職後の資産管理を続ける際に、8資産均等型のようなバランスファンドに「引っ越しをする」というのはアリでしょう。

 

 

またこのくらいの年齢になれば、運用資産も膨らんでおり、増やす資産運用から、大きく減らさない資産運用へと「ベクトル」を変換させる好機となります。

 

 

ともかく、
道具(インデックスファンド)の実際的な使い方は、私たち(ユーザー)が決めるものなのです。

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