100年ライフプラン

60歳でリタイア!⇒ ちょうど良い仕事と人生のバランスに落ち着く可能性アリ

2022年11月30日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

世の中にはさまざまな『職業』があります。

でも「お仕事」に対する充実度って、
お一人おひとりで違うと思うのです。

 

あなたが本当に今の「お仕事」が好きで、

「70歳くらいまで働きたい。」

いや、

 

「健康であれば
生きている限り今の「仕事」を続けたい!」

 

と言えるようであれば、

 

それ自体、
『幸せのひとつの証し』だとわたしは思います。

 

 

でも、
そうではない人が多数派だと思うのです。正直なところ。

 

 

 

 

「仕事」にはもちろん懸命に取り組んでいるが、それは生活のために実践することで、自分ほんらいの毎日の過ごし方をある程度我慢して行っている・・。

 

もしも可能であれば、

「60歳くらいでリタイアしたい。」
「なぜなら人生の時間は限られているから。」

そういうお気持ちは、個人的にすごく理解できます。

 

実は相談業務では、

60歳以降も、
再雇用契約(1年更新)を結んで65歳になるまで働き続けます。

というお客様が多数派です。

 

もちろん働き続けることで社会と関わり、
社会の一員として何らかの貢献をしていると自負できることも重要でしょう。

 

しかし、
万一、
思考が半ば停止してしまった状態で、

周りに何となく合わせるという形で、

 

最低「65歳」までは働かないと・・

 

と思い込んでしまうのは
ちょっと違うと思うのです。

 

 

 

 

「仕事」と「人生」のバランスをうまく舵取りするために、
実際に意思表示ができるのは

(この世の中で)【あなた】だけです。

 

残された月日の中で、

 

お金なのか、
時間なのか?
ルーチンなのか、
自分らしさの追求なのか?という『チョイス』も、
あなた自身が、
あなたというお人を最優先させて、
『決断』しなければなりません。

 

 

もしも決断しなければ・・、

無情にも月日だけが流れ、あなたもわたしも、その分「年を取る」だけです。

 

そういう点で、
アメリカ人は自分に正直だと思います。

 

 

「パンデミック」という不意打ちの社会現象もあって、

 

もう仕事には戻らない。
予定より少し早くリタイアしよう!
そう思って実際に行動された人がいかに多いことか・・。

 

(良い意味で自分本位なのです。)

 

 

 

 

それが証拠に、
アメリカの労働参加率は40数年ぶりの低さをキープしています。

以下、
アメリカ労働省労働統計局が公表している「労働参加率の推移」です。

労働参加率とは、生産年齢人口(16歳以上の人口)に占める労働力人口(就業者+失業者)の割合を指す。

 

 

 

画像元:Bureau of Labor Statistics

 

この10月の労働参加率は62.2%です(9月より0.1%下がっています)

パンデミック前の2020年2月時点から見ても、1.2%も低い数字です(今、これだけ経済が正常化していても、です)

 

日本に話を戻しますが、

わたしはもっと多くの人が
「60歳リタイア」を考慮してもよいのではと思います。

 

もちろん前提条件はあります。

 

〇 60歳リタイアを実践するために、
ある程度の資産の裏付けが必要でしょう。
〇 ご自身の資産を規則的に取り崩しながら、
逝去される時には
資産は半減(もしくはそれより減少)していてもよいという割り切りも必要です。

 

私たちはいつ死ぬか分からないため、
手元の資産を増やすことに注力し過ぎる傾向があります。

 

そして気付いた時には、
お金 >> 時間 の状態 になっているわけです。

 

 

 

 

よく、
『何のために資産運用するのか?』って、お題が掲げられますね。

 

今日のお話の流れでいけば、

 

第一義的に、
60歳~65歳の5年間の『時間』を買うために、資産運用を成し遂げる。と定義することは決して間違っていないと思います。
(あなたが60歳リタイアを目指すなら。)

 

 

どの「個別株」に投資しようか?とか、
いつ、どの程度利益を確定させるべきか?とか、

S&P500のファンドと、全世界株式のファンド、どっちを選ぶべきか?
つみたてNISAでは何を買ったらいい?とか、

 

具体的なトピックは(実は)些末なことで、

資産運用という行いの『大義』は、
あなたが「あなたらしく暮らす」ための時間を買うことにあります。

 

粉骨砕身働いて、76歳になった時に、

お金 >> 時間 の状態に気付いても、

もう遅いわけです。

 

自分らしい、仕事と人生の『バランス』を舵取るために、長期の目線で自身の資産運用をコントロールしてまいりましょう。

 

資産の計画的な取崩し法については拙著がおススメです(^^)

 

 

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