100年ライフプラン, リタイアメント・資産の取り崩し

お金で時間を買って、62歳時で仕事をきれいさっぱり辞める。もちろんOKです

2022年9月8日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

もう数年前の話になります。

50代後半のお客様が、

『60歳になったら職場を辞めるか、
それとも65歳まで再雇用で働くか』でとても悩んでおられました。

 

 

「カンさん。周りの同年代の人に聞いたら、
みんな再雇用で65歳まで働くっていうんです。
あれですか、蓄えがあんまりないからみんな働くんですかねぇ・・」

 

 

わたしはこう言いました。

いや、そうではないと思いますよ。

 

皆さん特にやることがないから、
とりあえず65歳まで働こうと思われているのでは。

 

 

あなたはどう思われますか?

 

 

 

 

ここでの『命題』は、
時間を取る? お金を取る? 人生一度だけよ。

です。

 

暮らしの中では
「時間」も「お金」もたいへん貴重なもの。

でも、

時間もお金も「無限」に!
というわけにはいきません。

(得られる「量」に限りがあるためです)

 

あなたもわたしも、
毎日の生活の中で

「お金」なのか
それとも「時間」なのかという無言の選択を、
もう何度も何度も繰り返しています。

 

 

 

 

<例文>
今日の晩御飯は「お惣菜」にします?
それとも「自炊」しますか?

 

 

お惣菜を選ぶあなたは?
時間を優先させている。

自炊を選ぶあなたは?
お金を優先させている。

ですね。

 

お惣菜を買うとは、
お金で「時間」を買うということです。

 

わたしはたまたま、
資産運用の相談業を営んでいるため、
以下、職業上のポジショントークと思っていただいてよいのですが、

 

印象的には、
「時間」がよく負けて、
「お金」がよく勝っているイメージがあります。

 

はぁ?

 

 

冒頭のお客様の話に戻りましょう。

仮にこのお人が
65歳まで再雇用で働くことをせずに、

「62歳時」
きれいさっぱり会社を辞めるとしましょう。

 

60歳・・・62歳・・・・・・65歳

 

 

この人は
62歳~65歳の「3年間」という時間をお金で買って、
62歳時でリタイアするという決断をしたことになります。

 

 

イメージで申しますと、

お金  時間

だった状況を、

 

少し、

お金  時間

な状況に、移行させるわけです。

 

62歳時の、
人生の『岐路』に立つ感覚でいえば、

 

あやうく お金>時間 になりそうだったので、
思い切ってお金で時間を買って、

お金=時間 に戻そうとする行為。

ともいえます。

 

 

しかし周りを見渡せば、
多くの人が何となく
65歳まで(あるいはもっと?)働いてしまうという「現実」もあります。

 

 

その際、
(他の人も働いているから)
ただ漠然と自分も働こうとするのではなく、

あなた固有の
『時間』と『お金』の勢力図を、まずは正しく理解することが重要でしょう。

 

 

 

 

そのうえで
あなたが独自に

「何歳まで働くか?」を決定するのです。

 

これは、
選択肢があるからこそ難しい
個人のマネープランニングの『難問チョイス』の一つといえるでしょう。

 

 

繰り返しですが、
「時間」も「お金」も貴重なものです。
しかしこの二つには『大きな違い』があります。

 

「時間」は、
死に向かって逓減していくのみ。

 

いっぽうの「お金」は
逓減させることも可能ですし、

本人が望むなら
(死に向けて)減らさない努力をすることも可能です。

 

・時間は調整できない。

・お金は少しは調整できる。

 

大事なことなのでもう一度述べます。

・時間は調整できない

・お金は少しは調整できる

 

 

 

 

私たちは若い頃からのクセで、
『時間』を過小評価してしまいがちです。

(時間はいつでも、
いつまでも「ある」と思い込んでしまっているのです)

 

あえて断言します。

 

50代も半ばを迎えれば、お金の価値よりも時間の価値のほうが、尊いものになってきます。

 

 

お金は「デジタル数字」で分かりやすく、
また『お金が増えれば』
それは誰にも分かりやすい「成果」となるため、

ついつい『お金』のほうに気が向いてしまい、
時間よりお金を優先させる傾向があります。

 

危ない、あぶない。

 

 

「お金で時間を買うなんて・・」
と思われる人は、

あなたの大事な「権利」を過小評価していますよ。

 

お金は
いかようにそれを用いようと、
あなたの『自由』であります。

 

 

 

 

モノやサービスを購入するのも、
お金の一つの用い方。

次の世代にそれ(お金)を託すのも、
お金の一つの用い方。

 

 

自分の人生時間を100とした場合に、
仕事から解放される『リタイア時間』を25から35に増やすために、
「10」の時間をお金で買うのも(=予定より早くリタイアすることも)、立派なお金の用い方の一つです。

 

 

そして、めでたくリタイアされた後、

残りのお金(総資産額)の崩し方には、独自のルールがあることをどうかお忘れなく。

 

 

 

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