再確認! Slim 全世界株式(オール・カントリー)の日本株式、先進国株式、新興国株式の中には「REIT」が若干入っていますよ
2022年7月9日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
登山業界(マーケット)では、
モンベル(mont-bell)
THE NORTH FACE
パタゴニアなどが
ひしめきあっています。
いわゆる『指数の算出』マーケットを世界で二分しているのが、
「S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス」です。
MSCIの指数でいうと、
「MSCIジャパン指数」も、
日本以外の先進国株式指数である「MSCIコクサイ指数」も、
新興国株式指数である「MSCIエマージングマーケッツ指数」も、
株価指数ながら、
実はすべて
『REIT』(不動産投資信託)を若干含んでいます。
これは知っておいて損はない豆知識でしょう。
そもそも一般的な『株価指数』の概念として、
株式市場に上場する銘柄群で
「市場平均」たる株価指数を構成するというコンセプトがあるため、
REITも
『株価指数』の構成銘柄に組み入れられるわけです。
(なぜなら「REIT」も
株式市場に上場する銘柄の一部ですから。)
ちなみにS&P500指数にも
「REIT」が20銘柄以上含まれています。
いっぽう、
ドメスティックな指数算出会社は、
たとえば
「日経平均株価」を算出する日本経済新聞社、
TOPIX(トピックス)を算出する「東京証券取引所」などは、
構成銘柄を「株式」のみとし、
REITは除外しています。
以下図表は、
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の運用報告書(全体版)から。
日本REIT)
MSCIジャパン指数に含まれます。
日本除く先進国のREIT)
MSCIコクサイ指数に含まれます。
上図は一部抜粋であり、実際はオランダ、ドイツ、イギリス、オーストラリアなどREITは多岐にわたります。
新興国REIT)
MSCIエマージングマーケットツ指数に含まれます。
もしもあなたが
「Slim全世界株式(オール・カントリー)」にプラスして、先進国REITなどの組み入れを考慮されているなら、それはおそらく必要ないでしょう。
なぜなら、全世界株式インデックスの中に(すでに)REITは含まれるためです。
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— カン・チュンド@インデックス投資アドバイザー🙋♂️ (@4649kang) February 26, 2023
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カテゴリ:インデックス投資全般, 指数のお話