NISA活用法

つみたてNISAの「年代別」活用法!

2022年7月3日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

iDeCo(イデコ)って?

 

年金制度なので、
予めあなたの「年齢」に合わせて、制度設計が為されます。

 

 

ところがつみたてNISAは、
最初から「期間」が決まっています。

(つまり?)あなたが何歳かということは考慮していない。ということ。

 

つみたてNISAでは、

あなたの投資を、
つみたてNISAの『期間設定(年表)』に合わせる必要があるのです。

 

 

上図をご覧いただくとお分かりの通り、
年齢に関係なく、

「つみたてNISA」にお金を入れられる年数は
2022年~2042年の間で、計『21年間』と決まっています。

 

各年満額の「40万円」を入金したとしても、

21年 × 40万円 = 840万円が、投入できる資金のマックスとなります。

 

 

 

 

現行の制度設計を前提にすると、

早く始めないと、
どんどん「投入可能金額」が減っていくわけです!

 

 

※ また、一般NISAを利用中の方へ。
1年で投入可能な『金額ベースの大きさ』より、
非課税期間の『時間の長さ』を重視して、
早く「つみたてNISA」に移されたほうがよいと
わたしは思います。
・SBI証券では「NISA口座の勘定変更」と云います。
・楽天証券では「NISA口座の区分変更」と云います。

 

 

ところで、
わたしは皆さんの『年齢』によって、
つみたてNISAの利用のしかたは違ってくると思います。

 

事例 その1)
2022年、54歳になるカン・チュンド

 

 

わたくしカンは
自分の『リタイアメントプラン』に合わせ、

断続的に、
そしてけいぞく的に

以下、非課税期間内で、

20年の非課税期間の「満期」こだわり過ぎず、

早めに順次、
投資信託を売却していくことでしょう・・。

 

(ある種の「割り切り」も必要になるのです)

 

 

 

たとえば、
2022年 → 2041年(非課税期間)ですが、

わたしは2037年時点で、

2022年に入れた金額分は売却するかもしれません。

なぜなら、
わたしのリタイアメントが、ちょうど始まる頃かもしれませんから・・。

 

次に2030年 → 2049年(非課税期間)ですが、

もしかすると、
2039年くらいで
2030年に入れた分を売っているかもしれません。

満期の2049年まで持ち続けると
わたしは(もう)81歳!になってしまうためです。

 

 

 

 

事例 その2)
2022年に30歳になる西山さん(仮名)

 

西山さんが見る景色は(わたしとは)まったく違います。

 

 

たとえば
2022年→2041年(非課税期間)ですが、

 

 

西山さんは2041年でも49歳。

まだまだ働き盛りですね。

(特に投資信託を売るニーズもありません。)

 

そんな場合は?
非課税期間満了後、「特定口座」に移して運用は続けるわけです。

 

 

2030年→2049年(非課税期間)でも、
西山さんはまだ57歳。

 

つみたてNISAで運用する分を、
20年の非課税期間の満期のあとはどんどん「特定口座」に移して

【運用できる期間】を伸ばしてあげる。

 

最後の資金投入機会である
2042年→2061年(非課税期間)で、
西山さんはやっと69歳です。

 

ようやく「非課税期間内」で
ファンドを売るニーズが出てくるかもしれません。

 

 

上記の観点から言うと、
実は現行の「つみたてNISA制度」にいちばんマッチするのは、

 

事例 その3)
2022年に47歳になる石塚さん(仮名)かもしれません・・。

 

 

たとえば
2022年→2041年(非課税期間)ですが、

石塚さんは2041年で66歳。

 

2025年→2044年(非課税期間)だと
44年時点で石塚さんは69歳。

2030年→2049年(非課税期間)で
石塚さんは74歳。

 

イメージとしては
ちょうど『非課税期間の20年』を目一杯、有効に使えそうなご年齢なのです。

 

 

最後に・・。

結局のところ、
つみたてNISAの「非課税期間」が恒久化され、

『つみたてNISAの年代別活用法!』という記事が
無意味になることが、
私たちにとってベストなアンサーとなりますww

(ぜひ非課税期間の恒久化を!)

 

カテゴリ:NISA活用法

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