17本の投資信託から数本のファンドに断捨離することは可能なのか?
2022年5月9日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
今日はのんびりさんの
こちらのツイートから。
投資信託、何種類保有してますか🤔?
— のんびり🐈⬛ (@laidback202103) March 27, 2022
私はNISAで5種類、DCで3種類、その他8種類で合計16種類😅
金融商品も次々と新しいの出るし、大枠のPF方針は変わらなくても、少しずつ趣向が変わってきてる、、
それにしても多いな、、
のんびりさんが保有するファンドは16本ですが、
「平均に比べて恐ろしく多い本数!」というわけではありません。
また保有する投資信託の数が多いからといって、
(必ずしも)スタイルや考え方がバラバラになっているわけでもありません。
インデックス投資を例に挙げれば、
この7、8年の間に『インデックスファンド』の低コスト化が進んだため、
よりコスト(運用管理費用)が安いファンドに
「積立部分だけでも乗り換えよう!」と真面目に対応してきた人ほど、ファンドの数が多くなっているのです。
(実際カウンセリングでしばしば拝見します)
また特定口座だけではなくiDeCo、つみたてNISAという窓口もメジャーになり、
例えばこの10月から
企業型DC加入者がiDeCoも始めるとすると、
〇 積立期とは「足し算」の時期です。
お金も知識も積み上げ、
資産の規模を大きくすることが目的です。
価格変動が多少激しくても、ファンドの本数が多少多くなっても、長期保有が続けられ、積立が続けられ、資産が増えていけばそれに越したことはないわけで・・。
なぜなら、
〇 取り崩し期は・・「引き算」だからです。
あなたが今、投資信託を用いて資産を増やしている目的は?
いつかファンドから資産を取り崩し、
そのお金を使うためですね。
OUTPUTの時期になれば、
アウトプットしやすい「体制」に作り変える必要があります。← ココ大事。
定年退職の声が聞こえる頃には
心身とも衰えが見え始めても、
思考のリズムが多少緩やかになっても、
資産管理をスリム化しながら、
ファンドの取り崩しに注力できるような
『シンプルな投資信託の持ち方』にシフトしていく・・
実際今、保有する15本とか17本の投資信託を、
Aファンド・・
Bファンド・・
C・・・・
D・・・・
E・・・・
F・・・・
G・・・・
H・・・・
I・・・・
J・・・・
K・・・・
L・・・・
M・・・・
N・・・・
O・・・・
P・・・・
Q・・・・
こうやって並べて、
内部で「リ・バランス」を行いながら、すべてのファンドをバランスよく解約する作業が、果たして66歳のあなたに出来るでしょうか・・?
(今より)複数の同時作業が面倒になる可能性があります。
なにもお金のことだけではありません。
老後に向けて住まいやお仕事も同じようにスリム化して、
暮らしをシンプル快適することは、
「あなた自身」が楽になる処方箋なのです。
17本のファンドを、
網羅的な分散を施すインデックスファンドに「集約」させることは可能です。
全世界株式インデックスファンドや、
世界株式、世界債券を組み込むバランスファンドが候補に挙がります。
また窓口ごとで、
異なった投資信託を選んでいく必要もありません。
窓口は違えど、同じタイプの、網羅的な分散を施すインデックスファンドに『揃えて』あげればよいのです。
あなた自身が楽になるために・・。
カテゴリ:インデックス投資全般, リタイアメント・資産の取り崩し