100年ライフプラン

環境がヒトを作り、環境がヒトを変える その4)

2022年5月2日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

パート3の続きです。

就職したての頃は、
人と話すことさえ苦手だったわたしが、

32歳の時、
ファイナンシャルプランナー(FP)として独立してしまいます。

 

1999年にCFPの試験に合格した際に、
わたしの周り(神戸)には
FP会社なるものが一切なかったので、

就職という手段が選べず、
仕方なく自分でFP業を始めたのです。

(正直申しまして、
最初から「事業主」を目指していたわけではありません。)

 

 

 

会社員と事業主の違いは、
最終的な責任の取り方です。

社員であれば最終の責任は会社が取ってくれます。
いっぽう事業主はすべての責任が自分に降りかかってきます。

 

『見る前に跳べ!』的に独立してしまったわたしは、
あれこれ考えるより、
頑張って仕事を作っていくしかなかったわけです。

 

実はこのとき、
わたしには『ひとつの目標』がありました。

 

それは・・・、

 

「B型」になることでした(笑)

 

そう、あの B型 です!

 

 

 


もちろん、血液型が人の性格の傾向を示すという医学的根拠はまったくありません。

それでも、
わたしは観念上の「B型」を目指したのです。

 

 

わたしにとっての「B型」とは・・

 

〇 超社交的!
〇 でもちょっと次の行動が読めない
→ 奇想天外、ゴーイングマイウェイ
〇 細かいことは気にしない

 

というイメージです。

 

(要するに)
B型は『弾けている!』のです。

 

 

 

事業主としてのわたしは、
別個の自分(B型的な自分)に憧れました・・

いや、
経営者としてやっていくなら、

『そういう自分にならないといけない。』
と思っていたのです。

(実際、経営者には「B型」の人が多いのだそう。)

 

 

 

※ちなみに本当のわたしは「A型」です(^^)

 

 

FP事務所を立ち上げて、

自分の判断ひとつで
明日が、来月が、
すぐに変わってしまう現実を目の当たりにしました。

独立して、
なんとか潰れずに
なるだけ長く事業を存続できるように、

 

わたし自身が

『会社員的・感覚』から、
『事業主的・感覚』に、変わらざるを得なかったわけです。

 

 

それは、

厳しい環境が
後ろから、こう、
わたしの背中を押してくるような、

「おーい!早く変われよー」と
言われ続けるような感覚だったと思います。

 

 

 

独立して10年もすると、
めでたく B型的自分 が出来上がっていました。

 

 

その自分って・・?

 

「自分が、どうありたいか」と考える自分ではなく、周りの人が「自分にどんなことを望むのか」を知って、それに応える自分であります。

 

 

ところで、
「自分はどうありたいか?」を考える時の自分って、
ホントに実体があるのでしょうか?

案外、そこある、内なる自分の中身は

『空っぽだったりするのでは?』

 

 

「自分はこういう性格だから・・」と思っている部分も、
案外それまで外的環境に反応し、それに適応し、合わせてきた結果、仮に出来上がった『自分』に過ぎないのかもしれませんし。

 

 

朝帰りしてきた娘さんを、
ご両親が叱るじゃないですか。

「今までどこで、誰と、何してたの!!!」

 

 

 

 

あれは名文句なのです。

 

 

なぜなら、
その人を形作るもっとも大きな要因が、
〇 どこで(場所)で過ごすか、
〇 誰と(一緒にいる人)過ごすか、
〇 何をして過ごすか、
ですから・・。

 

 

換言すれば、
自分を変えるためには、

・どこに住むか
・誰と過ごすか
・何をするかを、変えればよいのです。

 

これは真理だと思います。

 

 

 

 

環境が人を変えるということで云えば、

(実は)わたしは仕事以上に
プライベートな生活を通じて変わりました。

具体的には、
パートナーと一緒になってからでしょうか。

 

 

わたしが独身の頃の「生活の中身」・・

 

○ 住まいは?

やんちゃな男の子が
遊び散らかしているような状態・・。

○ 食事は?
外食一辺倒・・。

○ スーツ、シャツ、服全般は?
全部クリーニングに出して・・。

そんな感じでした。。

 

そして独身の頃は、

わたしは男としてのモノの考え方が
けっこう『保守的』だったのです・・。

続く・・)

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