インデックス投資ってちょっとテクノロジーの匂いがします
2022年2月26日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
あなたは昔の洗濯機をご存じですか?
いわゆる『一槽式』で
洗うだけしか出来ませんでした。
それが昭和40年代になると、
『二槽式』が登場します。
小さい頃、↑よく母親が
洗濯槽から洗濯物を出して、
脱水槽に入れる姿をわたしは見ていました。
もっと過去は・・?
(洗濯物は)
洗濯板を使って
『手』で洗っていました。
じゃあ現在は・・?
『全自動』の感覚ですね。
ヒトによる『手動』から、
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すべてを任せる『全自動』に至るまでが、まさにテクノロジーの進歩です。
【手動】って?
ヒトが自分でする。
すべて己が意思決定するわけです。
そのうち、
作業は『モノ』に任せるようになります。
そして最終的に、
ヒトがその『モノ』に『意思決定』までさせる。
それが【全自動】。
投資の世界でいうと、
最初は「個別株」への投資がメインでした。
したがって
この選択に
私たちの先人は、
膨大なエネルギーを費やしたわけです。
その後、
『投資信託』が登場し、
自分ではせずに、
『モノ』(投資信託)に任せるようになりました。
(これがきっかけで投資の大衆化が進みます・・)
さらに、
インデックスファンドやETFの登場によって
運用そのものが
より『システマティック』になります。
人の「目利き力」(能力)に頼るのではなく、
その結果、
ヒトは『投資』に(より)
時間を割かなくなります・・。
どこかテクノロジーの匂いがするのです。
インデックスファンドや
ETFはよりカスタマイズされ、
いまやインデックスファンドの取り崩しも、
「投資信託・定期売却サービス」を用いれば『自動化』することが出来ます。
あるいは、
適宜の「リ・バランスサービス」や、
適宜の「追加投資」もよりきめ細かく整備されていくことでしょう。
まさに『意思決定』から『作業』全般に至るまで、
テクノロジーに委ねることになるのです・・。
(ロボアドバイザーがその典型です。)
「洗濯」において、
もはやヒトがほとんど何もしないように、
「投資」においても、
ヒトがほとんど何もしなくてよいようになっていく流れです。
わたしは、
それは良いことだと思います。
AI(人工知能)がまるでモノのように
生活の隅々に行き渡るようになれば、
週5日お休みという「世の中」に(本当に)なっていくわけです。
「そのとき、人間は何するの?」
というのが、
あなたやわたしに課された
『最大の宿題』なのかもしれません。
カテゴリ:インデックス投資全般