インデックス投資全般

スリム米国株式(S&P500)、インデックスファンドとして初の純資産総額1兆円突破、おめでとうございます!

2022年2月11日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

三菱UFJ国際投信からリリースが出ています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』インデックスファンドとして初の※1純資産総額1兆円を突破

素晴らしいです。
心からお祝い申し上げます!!

 

ETFを除くと、
国内設定のインデックスファンドで
1兆円の純資産額を超えるのは初めてのこと!

 

その昔、
SMTグローバル株式インデックス・オープンの純資産額が500億円を超えたとき、

「とうとう・・・・」と
独り感慨に耽っていたわたしは、(今となっては)笑えます。

ニッセイ外国株式インデックスファンドが純資産額1000億円を超えたときも「よくぞここまで・・・・」と、ちょっと涙目になったわたしも、笑えます(笑)

 

 

 

 

『1兆円』という資産の積み上げは、

「高尾山」しか知らなかった者が
「エベレスト」を見上げるようなものなのです。

 

ところで、
商品のヒットには時代との『シンクロ』が必要といわれますが、

 

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』はまさに、
〇 つみたてNISAの誕生
〇 米国株式市場の好調
〇 インデックス投資そのものの急速な普及という、
いくつもの追い風と共に成長してきた感があります。

 

 

また何より、
ブロガーを中心とした個人投資家の潜在ニーズをヒアリングし、その要望をもとに迅速に「商品化」する実行力が、運用会社である三菱UFJ国際投信に備わっていた・・

ココがいちばん大きいとわたしは思います。

 

 

 

しかし課題もあります。

今後、米国株式市場が下落を続けた場合、

スリム米国株式(S&P500)は果たして
『月間純設定額』を維持できるのか?

 

 

画像元:三菱UFJ国際投信

 

これから先、
スリム米国株式(S&P500)を積み立てている投資家の『度量』が試されることになりそうです。

 

先ほど「高尾山」を例に挙げましたが、
本当はインデックスファンドが目指す『高み』とは?

わたしは『20兆円』だと思っています。

 

「えっ、なんで10兆ではなく、20兆円なの?」

 

日本の個人金融資産がほぼ2000兆円あるため、
1ファンドで「20兆円」の純資産額まで成長できれば、
個人のお金の「1%」を、
ひとつの具体的なファンドが体現することになるためです・・。

 

 

ということは?

1兆円を超えたスリム米国株式(S&P500)も、
実はまだ「高尾山」なのです・・。

 

ゼロ 1000億 1兆円     10兆円     20兆円
      (高尾山)           (エベレスト!)

 

ビジネス的に見ても、
エベレストまで到達して初めて高収益の事業(投信運用業)になり得るのでは?

 

・・・これからが本番です!

カテゴリ:インデックス投資全般

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