バランスファンド

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を2009年から積み立てている『テツさん』の実感溢れるコメントとは?

2022年1月29日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

先日「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」表彰式が無事終了しました。

わたしは第一部、
ブロガーさんの『熱~いコメント一挙紹介!!』を担当させていただいたのですが、

いちばん印象に残ったのが「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に対するテツさんのコメントでした。

 

 

私自身が投資デビューして最初に買ったファンド。

 

2009年からずっと積み立ててきて
「あの時積み立て始めて、継続してきて本当に良かった」と心から感じています。

 

近年の低コストインデックスファンドに比べると少々手数料が高くみえるが、株式と債券の比率が50%ずつのバランスファンドなのでリバランスをしなくていいのがメリット。

 

実感こもったコメントですね。
2009年からだと、もう足掛け13年になるわけです。
(素晴らしい!)

 

長く「つみたて」を続けることのメリットは、
資産が増えるということも勿論ですが、

物事を長く続けることの効用を、
自分自身が体感し、
それを、暮らしのほかの場面でも生かせることだとわたしは思います。

 

(ちょっと大風呂敷に言えば、
自分が信じることをコツコツ「積み上げていく」ことそのものが、人生みたいなものですから・・)

 

 

ところで
ひと口に13年といっても、

もう上下、アップダウン、
熱狂、停滞、ドロ沼、みんな『込み』です・・(笑)

特に「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」(以下、セゾン・バンガード)は、2007年に運用がスタートしており、

リーマンショックの洗礼をまともに受けています。

 

 

 

 

セゾン・バンガードの運用レポートをお読みいただくと、

当該ファンドの設定来「安値」
基準価額6,275円を確認できます。

(2009年1月26日)

設定時の基準価額10,000円から見ると、
実に37%以上のマイナスです。

 

株式50:債券50のバランスファンドですよ!

 

 

これから長くインデックス投資を続ける人は、
この、セゾン・バンガードの大きなマイナス幅(約37%)を、歴史的事実としてしっかり頭の隅に留めておくべきでしょう。

 

 

当時は株式の暴落のみならず、
為替が極端な円高に振れたため、
株式、債券ともに大きな為替差損を被りました。

いわばダブルパンチの結果として「マイナス37%」があったわけです。

テツさんは、
そんな市場全体が真っ暗な中、
つみたて投資を始められました。←すごい器量です。

 

 

ちゅり男さんが自身のブログ内で時に、

 

誰も米国株の話をしなくなった頃に米国株を買いたい

 

とおっしゃっていますが、

まさに09年は
誰も投資の話をしなくなった状況に近かったと思います。

 

またテツさんは、
セゾン・バンガードのようなバランスファンド(アセットクラスの配分が『固定型』のバランスファンド)について、

 

リバランスをしなくていいのがメリット。

 

と形容されています。

 

これこそ、
バランスファンドの『強み』なのです。

 

 

 

セゾン・バンガードの場合、
株式50:債券50の維持はファンドの「骨太方針」です。

 

これを「いつ」「どんなとき」でも、
守っていきますから!と宣言してくれているわけです。

 

 

あなたがもし、
自分で「株式ファンド(50%)」と「債券ファンド(50%)」を組み合わせていたら・・と想像してみてください。

投資という舞台ではほとんどの場合「株式」が主人公ですね。

 

⇒ 例えばこんなシミュレーション。

さて、去年から株価がどんどん上がっています。

ただでさえ、

株式50:債券50は
株式62:債券38というふうに、その『バランス』がずれていますが、こんな状況では、あなたはもしかすると、もっと「株式」の割合を増やしたいと願うかもしれません。

 

別に今、
株式70:債券30にしても良くない?  ← 悪魔の囁き?

 

 

 

 

 

あるいは別のケース。

株価が坂道を転げるように、どんどん下がっています。

ただでさえ、

株式50:債券50は
株式38:債券62というふうに、その『バランス』が崩れています。

もっと下がるかもしれない・・

んー、今はとりあえず静観しておこう。

無理に今、株式50:債券50に戻さなくても・・

と思ってしまうかもしれません。

 

 

このような
ヒトの感情のバイアス(偏り)を取り払い、
冷酷に株式50:債券50をキープしてくれるバランスファンドですから、

 

 

どんどん上昇する株式を
後追いしたりはせず、

(むしろ)割合を維持するため、過小にしか買わなくなります。

いっぽうどんどん下落する株式を
割合を維持するため(平気で)大きく買っていきます。

 

これが、いつでも同じリスク量を背中に背負える『バランスファンドのメリット』なのです。

 

最後に、
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は本年9月10日より、ファンド名が「セゾン・グローバルバランスファンド」に変更となります。

(運用方針には一切変更がないとのことで安心ですね)
リリースはこちら

カテゴリ:バランスファンド

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