世界投資的紀行

英エコノミスト『2022年・注目すべき5つのストーリー』

2022年1月13日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

「The Economist」が
YouTubeで興味深いコンテンツを提供しています。

 

 

2022年の世界・注目すべき5つのストーリー
【The World Ahead 2022: five stories to watch out for】

 

1.民主主義の失敗を利用する中国
2.ハイブリッドワーク(リモート&出社)が
ニューノーマルに
3.メタバース広がる
4.アフリカン・ファッションブーム
5.宇宙開発競争、再び

 

 

1と5に「中国」が登場します。

中国は資本の配分比率を事実上国が決定し、
民主主義の停滞を尻目に国力増強を図っています。

覇権国(アメリカ)に対抗することを明確にしているわけです。

 

西側諸国とは異なる大きな「基軸」が生まれ、
その関与なしには世界経済が回らなくなっています。
(これは良い・悪いの次元を超えた事実です・・)

歴史を振り返れば、
「決済通貨」を支配した国が覇権国となってきました。

 

 

 

 

中国では今年から『デジタル人民元』が稼働します。

(まずは冬季オリンピックの中で
デモンストレーション的に使用されるでしょう。
また中国は、ビットコインなどの暗号通貨は締め出しました。)

いっぽうのアメリカは
デジタル米ドルを普及させるのか、
それともビットコインなどの暗号通貨に舵を切るのか、まだ決めかねています。

 

仮に決済通貨として
『デジタル人民元』が一部の国で流通し始めると、
基軸通貨(ドル)を脅かす存在として浮上することになるのでは?

 

2.ハイブリッドワーク(リモート&出社)が
ニューノーマルに

動画では雇用主が
週3「出社」週2「リモート」のような形を求めるのに対し、

従業員は週2「出社」週3「リモート」の型を希求していると紹介されていました。

 

いずれにしろ、
週5「出社」というスタイルは過去の遺物になってしまうのでしょうか?

 

 

実はハイブリッドワークの『リモート部分』は
3.の『メタバース』とつながっています。

 

『メタバース』とは
あなた(アバター)自身もネット空間に没入し、
仕事、生活、エンターテインメント全般で
他者とつながるVR(ヴァーチャルリアリティ)空間のこと。

 

 

 

コロナの猛威があったことで、
メタバースの隆盛が
数年~5年は早まったのではないでしょうか。

 

象徴的な出来事は2020年、
コロナ禍の中、
フォートナイトというゲーム空間(これも一種のメタバース)の中で、米津玄師さんがコンサートを開いたことです。

 

 

あなたもわたしも、
このVR空間に実際入って、
上記コンサートに参加することも出来たわけで・・。

すると、

 

東京国際フォーラムで催されるコンサートと、
メタバース上で開催されるコンサートと、
どちらが演出的に「凄いコンサート」になり得るのか・・。

 

そもそも今年生まれる赤ちゃんは、
「○○市民会館で開催されるコンサート!」という概念すら知らずに大きくなるかもしれません。

 

仮想なネット空間が
リアルな社会を超えて、

人の人生時間の『過半』を捉え
現実社会より(より)現実味を増していく・・

「そんなバカな・・」と思われるかもしれませんが、わたしはやがて起こることだと考えています。

 

 

 

 

さて、今のメタバースが
サイバー空間上の拡張世界だとすると、

地理的世界の拡張は・・5.『宇宙』です。

 

アメリカではこれから
商業宇宙ステーションの建設が本格化します。

いっぽう中国は
自前の宇宙ステーション(天宮号宇宙ステーション)を建設中です。

また動画によれば、
年末にはインドがロボット・ローバーを月に着陸させる予定と云います。

(宇宙というフロンティアをめぐり、苛烈な競争がすでに始まっているのです)

 

もちろん、宇宙旅行の普及も進むでしょう。
あなたのお子さんはその気になれば地球を仰ぎ見ることができる世代なのです。

 

 

 

最後に4.『アフリカ』について。

アフリカはイノベーションの宝庫です。

国のインフラ状況、統治機構が未熟であるため、遅れてきた者の利益として、技術導入の決断さえできれば、一挙に最先端のインフラ環境を手にすることも可能です。

また公の社会システムの不備を、
民間のベンチャーが補うという例も多々あります。

関心ある人はこちらの書籍を読んでみましょう。

 

 

(アフリカンファッションの隆盛は、上記の一現象に過ぎないのです)

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