わたしのFP修行

個別カウンセリングに対する誤解、ごかい、五階?

2021年10月21日

こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。

こんなことが時々あります。
なにかの立食パーティーで知り合いになった人。

 

「お金持ちになったらカンさんのところに相談に行きますね!」

 

えっ?

あのー、ちょっと違うのですが・・。
お金持ちになるための、資産運用相談なのですよ。

 

 

あるいは
投資のコンサルティングと聞くと、

〇 年配の
〇 1億円以上の資産をお持ちの人が、
投資信託クリニックの「お客様」だろうと想像してしまいがち。

これも、違います。

 

当クリニックの相談者さまでもっとも多いのは、1970年代生まれの人です。
(30%近くを占めます)
相談者さまの
マイホームを除いた金融資産の中央値はおよそ2100万円です。

 

 

そして相談業務の中身は
(もっと)誤解に満ちています(笑)

「カウンセリングでは、
新しい素材(情報)をどんどん伝えてくれて、
知識が膨らんでいくのですよね・・?」

んー、これもちょっと違います。

 

両学長をはじめ、
さまざまなYouTube動画を観ていると、

 

 

良質な素材(情報)は
もはや「ゼロ円」で手に入ると実感します。

お金の理解で難しいのは、
良質な情報の入手法ではありません。

 

数多の素材(情報)と
あなたという存在を、『どう結び付けるのか?』

 

そこが難しいのです。

 

『両学長 リベラルアーツ大学』の動画を40本くらい観ると、有益なファイナンシャルプランニングの情報は軽々手に入ります。

消費者にとって、
これら情報はおおむね「普遍的」です。

 

誰から見ても有益で
効率的で、
価値ある情報というものは
(ある種の淘汰を経て)自然に浮かび上がってくるものなのです。

(よく言うではないですか。
良書を4、5冊読むと「どの本も基本同じようなことが書いてあるよね!」と。)

 

 

難しいのは人間のほうです。

素材(情報)は普遍的であるいっぽう、
わたしやあなたという人間は、一種独特、独自、なのです。

それぞれお金の状況が違っていて、
バックグラウンド(背景)もさまざまで、

性格や、お金に対する感じた方にも
それぞれ『クセ』があります。

 

良質な素材(情報)を取捨選択し、
あなたという独自の存在に合わせて
即席の【料理】として差し出すことが出来るか?

 

ここに、投資信託クリニックの命運がかかっています(^^)

それはジャズのセッションのようでもあり、
帽子から靴に至るまでのトータルコーディネートのようでもあります。

 

資産運用相談とは、

要らない素材を切り落とし、
別の素材を膨らませ、

引き算の要領で
あなた仕様の独特の
『ひとつのスープ』を作る工程に近いです。

 

 

ですので、
相談者さまの感想でいちばん多いのは、

「スッキリしました!」です。

 

このとき初めて、良質な素材(情報)と、あなたのニーズが、結び付くわけです。

 

そしてカウンセリング終了後、
わたしは心の中で相談者さまに「行ってらっしゃい!」と申し上げます。

なにしろ資産運用の旅はとてつもなく長いですから・・。

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