子供の進学で教育費も心配になってきて、でも、どうやって「つみたて投資」を続ける?
2021年10月1日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
つみたて投資の積立金額は
できれば「固定」で続けたほうが良いですが、
「安定」を求めて
突然の「不安定」に晒されるのが人の生きる世です。
(新型コロナウイルスなどその典型例でしょう)
物事が変節し、
あなたの『お金事情』も変容してしまった場合、
月1万円とか5000円に減額せざるを得ない。
これ、ぜんぜんOKです。
いや、言い方がちょっとネガティブですね。
一時的に積立金額が、
5万円 → 5000円とか1000円になっても別に構わないのです。
つみたて金額を柔軟に変更できるのが
つみたて投資の長所ですから・・。
(注:イデコでは、つみたて金額の変更は年に一度しか出来ません)
それよりも「つみたて投資」そのものを続けることがより大切。
今日のタイトル、
子供の進学で教育費も心配になってきて、でも、どうやって「つみたて投資」を続ける?
もそうです。
お子さんがだんだん大きくなってきて、
公立だと思っていたのに、高校から私学になりそうだ。
(大学は)自宅通学だと思っていたのに下宿生活になるかも?
教育費のための「つみたて」を向こう4、5年増額して、
つみたて投資の「積立金額」は減らしますという『調整』は全然OKです。
と言いますか、
むしろ臨機応変に対応するべきですね。
つみたて金額を柔軟に変更できるのが、
つみたて投資の長所ですから・・。
さて、今あなたは
「特定口座」「イデコ」「つみたてNISA」でつみたて投資を行っているとします。
投資信託の積立金額をたとえば『半減』させる場合、
まずどこから削りますか?
「特定口座」からです。
(できるだけ税制優遇口座は温存する。)
次は?
「つみたてNISA」です。
前述の通り「イデコ」は年1回しか積立金額を変更できないためです。
次にもう少しドラスティックな例をご紹介しましょう。
あなたが万一失業してしまった、
長期の病気療養状態に陥ってしまったとします。
毎月のつみたて投資の原資がない場合は、
正々堂々と「つみたて」をお休みしてください。
これまで積み上がったファンド資産の『運用』は続くわけです。
仮に4、5年つみたてをお休みしたとしても、
「またつみたてを復活させて、いつか積立金額を増額させるぞ!」とリベンジを誓ってください。
不遇の時代が訪れることもままあるわけです。
そのうち人生の渦の回り方
流れの方向性が変わってきて、良いことも起こります。
ダブルインカムになったり、
あなたのスキルが会社で(社会で)認められ、
あなたの収入が増えたりしたら、
少し「つみたて投資」の積立金額を増やしてください。
転職して収入がもっと増えたら、
もっと積立金額を増やしてください。
もうお分かりですね、つみたて投資はあなたの人生の変容とともに在るのです。
カテゴリ:つみたて投資