トータル資産の「半分」を投資信託にするためには『拡大つみたて』が不可欠です
2021年9月23日
こんにちは。
投資信託クリニックの カン・チュンド です。
以前、池上彰さんの番組内で
『投資』が取り上げられていました。
この画像をよーくご覧ください。
なんか、ヘンですよね。
NISAとは、投資を行う『窓口』です。
しかもふつうの窓口とは異なり、
税制優遇が約束された「入り口」なのです。
(まあビギナーのうちは、
ネットフリックスを買うかS&P500を買うか?みたいに、
個別株とインデックス商品を「同列」で比べたりもしますが・・)
ここ数年、
日本では急速に若いビギナー層の投資家が台頭しています。
人数のうえでも無視できない規模になっています。
「つみたて」という投資の始め方に気付き、
毎月毎月一定額をiDeCo(イデコ)やつみたてNISAに供することは素晴らしいと思います。長い道のりですが、ぜひともそれを続けて欲しいです。
が、実は『問題』もあります。
毎月毎月の収支の中から、
3年4年と「つみたて投資」をし続けても、
なかなか「投資の割合」が高まっていかないことです。
いくら毎月の収支の中からつみたて投資を続けても、
この『まとまったお金』の部分が手付かずだと、
『資産全体』で見た場合に、
たとえば
貯蓄:投資=1:1 などには到底たどり着けません。
あくまで一例ですが、
〇 毎月残るお金 貯蓄:投資 = 1:1
〇 まとまったお金 貯蓄:投資 = 1:1
とするためには、
思い切った「積立投資」が必要になります。
はい。毎月の純粋な「つみたて投資」だけでなく、
預金に眠っている(たとえば)1000万円のうち
上記例で云えば半分の500万円を、
「多めの積立金額」で積み立てていくことです。
(もちろんこの500万円は向こう10年以上、寝かせておけることが前提!)
ちょっと「計算」してみていいですか?
(500万円分ですよ。)
毎月4万円の積立で、
125ヵ月積み立てると投資元本「500万円」になります。
これだと 10年強 かかります。
月4万円はたしかに無理のない積立金額ですが、
125ヵ月(10年と5ヵ月)はあまりにも長い年月です。
仮に500万円のお金を以下のように
「多めの積立金額」で区切ってみたとします。
20万円 × 25ヵ月
12.5万円 × 40ヵ月
これを当クリニックでは『拡大つみたて』と呼びます。
ポイントは「通常のつみたて投資」と同じように、自動引き落としの仕組みの中に入れてしまうこと!
12.5万円 × 40ヵ月の『拡大つみたて』を実施すると?
41か月目から、月5万円の「つみたて金額」に戻すことになります。←これはあなたが自分で金額を5万円に戻す必要アリ。
わたしは長年資産運用の相談業務を行っていますが、相談者さまにとっての永遠の課題が、この『まとまった資産からの投資!』なのです。
これが出来るか、出来ないかで、
資産運用で到達できる資産額ベースが大きく違ってきます・・。
カテゴリ:つみたて投資